
2010年2月24日の宗教朝礼から
宗教朝礼を始めます
先週の土曜日に高校生の卒業式が行われ、また、来週からは学年末試験も始まります。平成21年度もあとわずかとなりました。
本年度の学校目標は「賢明な女性」でした。
皆さんは、この1年間はどうでしたか。
充実した日々を送った人、友達や周りの人のことを考えられるようになった人、少し力を抜いてしまった人、努力が報われなかった人など様々な思いを感じていることでしょう。
本年度を振り返ってみると、学校の柱である校長が、シスター大山から山本 滉先生となり、大きな変化になりました。
また、年度当初から新型インフルエンザの流行で、本校主催の海外体験学習の実施が危ぶまれたり、他の姉妹校主催の海外体験学習が中止となったりました。
9月からは本校にも新型インフルエンザに感染した人が多くなり、学校閉鎖2回、学年閉鎖2回、クラス閉鎖1回となりました。
「秋のつどい」や「クリスマス・キャロル」も、かろうじて実施することができましたが、大変な一年間であったと思います。
来年度は、平穏な年でありたいと願うばかりです。
さて、今日の話は、「快適な学習環境」についてお話したいと思います。
本校は教室や聖堂などいろいろな場所に花が飾られ、校庭は清掃がいきとどき、いつも綺麗になっています。
私の職務柄、本校を訪れるお客様とお話をする喜界が多くあります。皆さん「綺麗な学校ですね。」とおっしゃいます。他の学校と比べても、私自身綺麗な学校と思っているので「綺麗でしょ」と答えます。
綺麗とは、形が美しいだけでなく、清掃が行き届き、花が飾られ、椅子や机などが整理整頓されているからです。
いつも綺麗になっているのは、皆さんが一生懸命に掃除をしているからだと思いますが、校庭にシルバーさんが草刈機で草を刈っている姿を皆さんも見たことがあると思います。
また、シスターや職員の方々、お母様方など多くの方々が清掃してくださったり、花を飾ったりしていただいています。
私たちが快適な学校生活ができているのは、多くの方々のおかげであります。
そのようなことを考えていると、以前勤めていた学校でのことを思い出しました。それは、ある女生徒のことです。
私の所属していた学年は7クラスありました。生徒が帰った後、自分の学年のクラス一つひとつを見回るのが日課となっていました。
なぜ各教室を見て回るかは、昨年の本校の全校朝礼である先生から「生徒の帰った後の教室はその日の一日がしのばれます。」とのお話がありました。
私も以前からそのようなことを感じていたので、クラスを見回ることにしていました。
その中のあるクラスは、いつも机や椅子が整頓され、カーテンはしっかりと両サイドに束ねられ、黒板も綺麗になっていました。他のクラスとは、その光景は雲泥の差です。私は、いつも生理整頓されているそのクラスのことが不思議でなりませんでした。
秋も深まった頃だったと記憶していますが、毎日の日課であるクラスめぐりをしていると、遠くで机や椅子を移動している音がしていました。あたりはすでに薄暗くなっている中に、電気もつけずに、教室の中で黙々と机を整頓している女生徒の姿がそこにありました。
後で分かったことですが、彼女は、部活動が終ると自分のクラスに戻り、毎日生理整頓をしてから、下校していたのでした。
後日、「なぜ、あなたはクラスの机を並べているのですか。」と訊ねてみました。すると彼女は「クラスの皆が朝登校する時に、教室が綺麗になっているのは気持ちよく、また落ち着くし、勉強にも集中できるのではないですか。」ということでした。
自分のことで精一杯な人が多い中、人のためにこのようなことを誰も知られないまま行っている彼女に、私は感動しました。
私たちの学校「不二聖心」は、いつも綺麗な環境の中で私たちは学校生活を送っています。このような状況を当然だと思っている人がいるかもしれませんが、誰かが綺麗にしてくださっているから、私たちは毎日心よい環境の中で学校生活を送ることができていることを忘れてはならないことではないでしょうか。
皆さん一人ひとりが、ゴミを出さないように気をつけたり、落ちていたゴミを拾ったり、また、気がついたときは汚くなっているところを拭くなど、美化に心がければ、いつも学校が綺麗になって、快適な環境が整うことと思います。
私一人でも綺麗にしよう、ゴミを処理しようという思いのある生徒が多くいる学校は素晴らしい学校であると思います。
最後に、いつも校内を綺麗にしてくださっている方々には心から感謝しようではありませんか。
これで宗教朝礼をおわります。
O.T.(社会科)





