
2010年5月26日の宗教朝礼より
昨日5月25日は聖マグダレナ・ソフィアの本当の祝日でした。聖人の祝日の多くはその方の亡くなった日です。聖マグダレナ・ソフィアは1865年5月22日朝のごミサの後気分が悪いと言われ医師が呼ばれ脳溢血と診断されました。3日間床にふされ25日その年のイエス様のご昇天の大祝日の夜の11時過ぎ親しくされていたシスターたちに見守られながら、何の苦しみもなく天に召されました。その2年前の7月20日に書かれた「聖心の生徒にあてた手紙」と「先生に宛てられた手紙の一部」を今朝は読みたいと思います。
いつもこの祝日の頃には、仕事におわれていますので、シスター達におねがいして、私の気持ちを伝えて頂いています。
利己主義が蔓延して悲しむべき荒廃をもたらしている現代こそ、「聖心の子供」であることは、神様の特別な使命を持つ事です。
皆さん、この特別な使命とは、あなた方がイエス・キリストの愛をまだ知らない多くの人々に、その愛を伝えるために生きるということです。あなた方のこの行いは、あなた方の言葉にまさって世の人々の心を動かすものとなるでしょう。しかし、その為には、あなた方はイエス様が私たちに下さる量りきれないお恵みによって、毎日の生活を通して、今のうちに準備しなければなりません。
そこで、私があなた方にお願いするのは、物惜しみしない心(generosity)です。本当はあなた方一人一人に直接、私の希望をお話ししたいのですがそれが出来ないので、神様と母であるマリア様に、あなた方を祝福してくださるようにお願いしたいと思います。
あなた方皆さんが、「聖心の子供」(Children of the Secred Heart)という名前にいつも誠実であり、常にその名にふさわしく生き、いつの日か私たち皆が愛の御国に再び集まる時に、一人も欠けることがないようにと聖母マリア様にお取次ぎをお願いしましょう。
これが母である私の大切な皆さん方へのお願いです。
聖心会総長 マグダレナ ソフィア・バラ
さてこの手紙によると聖マグダレナ ソフィアは「あなた方のこの行いは、 あなた方の言葉にまさって人々の心を動かすものとなるでしょう。」と言われています。この行い
が出来るようになる為に、今は生徒としてイエス様の愛に基ずいた物惜しみしない心をもって日々活き活きと生き行動することの様ですね。「物惜しみ」とはどういうことでしょうか?広辞苑によりますと、「物をおしむこと。ケチ。」とでています。 「物惜しみしない」のですからケチをしないということですね。皆さんの日常の行動でケチをしているとおもいあたることがないでしょうか?例えば勉強に対する姿勢、義務(お掃除、委員会の仕事などをどのような気持ちでやっているでしょうか?「邪魔くさい」とか「いやいや」やっている方がいれば今日から寛大な物惜しみしない心で創立者の希望にかなった生徒になっていただきたいと思います。
次は先生に対するお手紙の一部です。
「絵画はどんなに見事であっても、ニスの上塗りがないと完全ではありません。というのは、外見でしか評価しない世間の目に対しては、実用性に快適さを加える必要があります。実践と講話という二重の関係について、生徒たちに心を傾け、よく育てなさい。聖心の教育においていくつかの細かい点がおろそかにされています。確かに私たちは健全な面を強調し、それは大切です。しかし、もしかしたら、身だしなみ、礼儀、欠点の修正など、付随的なものをあまりにも簡単に見逃してはいないでしょうか。ご両親たちはこうした外的なことを大切にしておいでです。「・・・」そのうえ、真の信心深さは、あらゆる美点を統合するはずであって、良い教育を形成する一部分をないがしろにするならば聖心の教育の一部が欠けることになります。」と結んでいらっしゃいます。マザーバラは聖心の教育を定義するにあたり、堅固な信心を強調する前に、あらゆる意味での熱心な勉学、質素、行儀、身だしなみ、飾り気のない自然な礼儀を、目標の要点としてあげています。今の現状を見る時、147年前に書かれた手紙としてではなく、いままさに私たちの必要に応え、このように呼びかけてくださっていると受け取れるように私はおもいます。聖マグダレナ・ソフィアが私たちの為に祈ってくださいますように。
M.A.( 寄宿舎 )






