学院ダイアリー

2012.08.29

新着情報 : フィリピン体験学習が行われました。

 2012年7月24日から8月3日にかけて、小林聖心女子学院主催のフィリピン体験学習が行われました。

小林聖心14名の他、東京聖心2名、札幌聖心1名、不二聖心からは3名の生徒が参加いたしました。

 事前学習で学んだ知識だけでは得られないフィリピンの現実を自分の目で確かめることができました。

 ナボタスの海に立てられた家は、実際に行ってみると最近起こった台風でそのほとんどが流されていて、土台の杭しか残っておらず、大きなショックを受けました。ゴミの集積場になっているゴミの山の町パヤタスは以前と変わらず、その周辺に学校や保育園、病院があり劣悪な環境に中で多くの人々が生活し、ストリートチルドレンの施設には、親に捨てられたり、虐待され傷ついたりした子供たちが大勢暮らしていました。

 そのようなフィリピンの現状を見た生徒たちは、その人たちのために自分が出来ることは何か真剣に考え始めました。また、フィリピンの中・高校生や幼い子供達との交流やホームステイを通して、フィリピンの人たちの明るさ、前向きさ、温かさに触れますますフィリピンが好きになったようです。

 この体験学習を通して、参加した生徒たちはこれからも何らかの形でフィリピンに関わりを持っていきたいと強く感じたとのことです。

リサール公園歴史を学んだリサール公園

海上の家があったナボタスの地区 聖心会のシスター有田が運営する聖心の家
(貧しい地域の子どものための幼稚園) 街の様子