フィールド日記

2019.07.19

ミツバ

キャンプ場近くの藪にミツバが咲いていました。名前の通り葉が三つに分かれているのが特徴です。栽培品は野菜としてスーパーなどで一年中手に入れることができますが、野生のものはより大型で香りが強いと言われています。

2019.07.16

ナカジロサビカミキリ

共生の森でナカジロサビカミキリを見つけました。名前の通り、翅の中ほどに白い帯がある1cmほどの小さなカミキリムシです。成虫は広葉樹の枯れ枝に集まり樹皮を食べるそうです。この個体はコナラの葉にいました。

2019.07.12

イヌゴマ

ススキ野原にイヌゴマが咲いていました。シソ科の多年草です。イヌゴマのように名前にイヌがつく植物は多くあります。ほとんどの場合、他に有用な植物があり、それに姿かたちが似ているが役に立たないという場合にイヌがつくようです。本種は、果実が食用のゴマに似ているが、食用にならないということを示しています。

2019.07.09

コクラン

共生の森の近くの林でコクランを見つけました。名前の通り、黒い花を咲かせるランの仲間です。

花はランの仲間らしいユニークな形をしています。ランの花はおしべとめしべが一体となったずい柱をもっています。下の写真ではずい柱の先端に黄色い花粉塊が見られます。

2019.07.05

ナナフシモドキ

校内のクヌギ林でナナフシモドキ(ナナフシ)を見つけました。ユニークな細い体で木の枝に擬態し、天敵に襲われないようにしていると考えられます。一方で、近年、鳥に食べられたナナフシモドキの卵は、消化されずに糞とともに排出され、孵化することが確認されています。ナナフシモドキは鳥に食べられないように擬態をしつつ、食べられてもなお、体内の卵を鳥に運んでもらい、分布域を広げている可能性があります。

2019.07.02

シオデ

駐車場から校舎へ向かう道の斜面にシオデが咲いていました。つる植物で、巻きひげで他の植物にからみつきながら成長します。花は球形に咲き、花弁が反り返ることが特徴です。山菜の王と呼ばれ、若芽を摘んで食用とします。

2019.06.30

6月の野鳥の調査

日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄先生が6月の不二聖心の野鳥について調査をしてくださいました。調査の報告書が届きましたので、掲載いたします。

6月度の調査で確認された野鳥は下記の通りです。

1.キジバト      1羽
2.ヒヨドリ       18羽
3.ハシブトガラス    10羽
4.ウグイス      10羽
5.シジュウカラ     10羽
6.メジロ      14羽
7.ハシボソガラス     7羽
8.ツバメ         7羽
9.ホオジロ       2羽
10.アオゲラ      1羽
11.キビタキ      5羽
12.ヤマガラ      5羽
13.スズメ      1羽
14.カワラヒワ      2羽
15.エナガ       37羽
16.コゲラ        1羽
17.オオルリ      1羽
18.ホトトギス      2羽
19.コジュケイ      3羽
20.ガビチョウ     5羽

【特記事項】
1.先月は5カ所でオオルリの囀りを確認したが、6月になりオオルリの囀りは1ヵ所だけで聞かれた。多くのオオルリはヒナが巣立ち、移動を始めたものと思われる。
2.オオルリより不二聖心女子学院に渡って来るキビタキは盛んに囀っていた。
3.第二オークヒルでエナガの親鳥と巣立ち子34羽の群れがオークヒルの西の林から西の林に次々に渡っていく光景は圧巻であった。
4.ホトトギスの囀りが第二オークヒルとヒノキ林で聞かれた。
5.第二オークヒル近くでイチヤクソウの開花を確認した。
6.第二オークヒルとクヌギ林に接するワラビの葉にミズイロオナガシジミを確認した。
7.東名高速道路のトンネルに接する小川でミヤマカワトンボを確認した。
8.第二オークヒルにある牛の水飲み場で真っ赤なショウジョウトンボのオスを確認した。

2019.06.28

オオチドメ

オークヒルにオオチドメが咲いていました。チドメグサの仲間で、葉や茎を揉んで傷口につけると血が止まることが名前の由来といわれています。本種以外にノチドメやチドメグサなど似ている種も身近に多くあります。本種は茎の先端が斜上することや、葉柄(ようへい,葉と茎の間の柄)より,それに対する花柄(かへい,花と茎の間の柄)のほうが長いことで近縁の種と区別することができます。

2019.06.25

オオイシアブ

共生の森でオオイシアブを見つけました。黒と黄色の毛におおわれた大型のアブで、一見するとハチのように見えますが、人を刺すことはありません。ムシヒキアブの仲間で、昆虫を捕らえて体液を吸って生きています。作物の害虫となる虫も食べてくれるため、益虫といえます。

2019.06.21

ヤマトシリアゲ

第二オークヒルでヤマトシリアゲを見つけました。シリアゲムシの仲間で、和名は腹部の先端を持ち上げた姿に由来しています。英語圏ではscorpionfly(スコーピオンフライ)と呼ばれ、こちらも腹部の先端を持ち上げた様子に着目し、その姿をサソリ(scorpion)に例えています。腹部の先端のはさみはオス同士のけんかや交尾時にメスをつかむのに使われるようです。また、シリアゲムシの仲間は交尾のときに、オスがメスに餌をプレゼントする婚姻贈呈(こんいんぞうてい)と呼ばれる行動をとることが知られています。