フィールド日記

2017.10.18

秋の雲と富士山

 久し振りに青空を見ることができました。寒さも少し和らぎほっとする一日でした。

富士山の上には、空を覆う秋らしい雲が見られました。また明日からは気温が下がるようです。初冠雪も間近かもしれません。



今日のことば

空の青さを見つめていると
私に帰るところがあるような気がする

谷川俊太郎

2017.10.09

ハラビロカマキリ  ハリガネムシ

アザミが美しい花を咲かせ続けています。

花に集まる虫たちを捕獲しようとカマキリが待ちかまえていました。翅に白点があることからハラビロカマキリであることがわかります。ハラビロカマキリの腹の中にはこの時期、ハリガネムシがよく潜んでいます。

次の写真は平成21年に当時の高校3年生の生徒が見つけてくれたハラビロカマキリとハリガネムシの写真です。

ハリガネムシは水中に卵を産み、その卵をカゲロウなどの水生昆虫の幼虫が食べます。やがて羽化した水生昆虫は陸上でカマキリに食べられます。そこでハリガネムシは宿主を水生昆虫からカマキリに変えます。カマキリに寄生することで自分が生きるための栄養分を得ますが、子孫を残すためにはまた水辺に帰らなくてはいけません。ハリガネムシは水中で産卵するために、カマキリを操って水に入らせ、そこでかまきりの体から脱出して水中でまた産卵すると言われています。写真のかまきりはグラウンドで誰かに踏まれてしまったようで、最後まで操りきることができなかったようです。

今日のことば
生きる意味さがし求めて夜学へといまだ見えない明日への光  
若月侑子(定時制神戸工業高校)

2017.09.30

9月の野鳥の調査 ヤマホトトギス

日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄先生が不二聖心の9月の野鳥の調査を9月25日にしてくださいました。
滝先生からその調査の報告が届きました。

9月度の調査結果をご報告いたします。

1.イカル       22羽
2.トビ           1羽
3.ハシブトガラス 15羽
4.ホオジロ       1羽
5.メジロ      8羽
6.ヒヨドリ      29羽
7.シジュウカラ   2羽
8.ヤマガラ     8羽
9.アオゲラ      2羽
10.キジバト   9羽
11.モズ       3羽
12.セグロセキレイ  1羽
13.ウグイス     1羽
14.カビチョウ    1羽 

「特記事項」

1.8月の調査では12種類を確認した。9月は14種類を確認した。確認された種類に大きな差はない。

2.今月確認された野鳥で秋を感じさせてくれたのは「モズの高鳴き」です。
裾野市内では9月10日頃から漂鳥のモズが確認されるようになりました。

3.9月25日に調査を実施したので、ワシタカの渡りが見られるものと期待をしていたが、ワシタカの渡りは確認できなかった。

4.秋の植物がきれいに咲き始めた。
ヒノキの樹皮に似た模様をした不思議な蛾を見ました。
滝先生から秋の植物、ヤマホトトギスの画像も送られてきました。

今日のことば

鳥は卵の中からぬけ出ようと戦う。 卵は世界だ。
生まれようと欲するものは、 一つの世界を破壊しなければならない。

ヘルマン・ヘッセ

2017.09.27

三井物産環境・社会貢献部社有林室の講演

高1総合学習の時間に三井物産環境・社会貢献部社有林室の斉藤江美先生と近藤大介先生に講演をしていただきました。講演では三井物産の森を生かした活動の話などを通して森林管理や木材利用について理解を深めることができました。

話を聴くだけではなくハーベスターという林業機械を用いた伐採の様子を動画で見たり、チェーンソーで伐採をする際に用いるヘルメットをかぶる体験をしたりしました。

林業用のヘルメットをかぶると音はすべて遮断され、まるで深海にいるようだという声も聴かれました。

三井物産の所有する、特別保護林、環境的保護林、文化的保護林などの多様な森の紹介もあり、生物多様性を維持し持続可能な社会を実現していく上で森林が果たしていく役割について、実例を通して学ぶことができました。

今日のことば
眼前の利に迷い、永遠の利を忘れるごときことなく、遠大な希望を抱かれることを望む
益田孝

2017.09.25

白いヒガンバナ

今年も白いヒガンバナが校舎の裏に咲きました。毎年、同じ場所で同じ色の花を咲かせています。今はお彼岸の季節を知られる花としてヒガンバナは知られていますが、かつては救荒植物(飢饉などで食べものが不足した時に利用される植物)として田んぼの畔に植えられました。毎年同じように花を咲かせる姿にこの植物が長年人々を支え続けてきた歴史がしのばれます。

今日のことば
4年かけ仕上げた卒論9秒台  甘利生人さんの川柳

2017.09.20

ウッドキャンドル作り

高校1年生の総合学習(ESD)の時間に、キャンドルサービスなどで使用するウッドキャンドル作りをしました。ウッドキャンドルの台には間伐したヒノキの根を使用しました。一般的には経済的な価値はないと考えられている間伐材の根が、ウッドキャンドルとして有効に活用されました。このウッドキャンドルは国立青少年自然の家などで利用していただく予定です。

生徒が考案した木工作品のデザインをもとにNPO法人「土に還る木 森づくりの会」の方々が試作した作品を鑑賞し改良点を話し合う授業(平成29年9月13日実施)の様子が東京新聞の記事になりました。
今日のことば
書(ふみ)よめば電燈のぬくみ額(ぬか)にしむ秋の夜頃となりにけるかな
松田常憲

2017.09.18

ナンバンギセル  

 ナンバンギセルの写真を撮りました。ナンバンギセルはススキに寄生していることで知られていますが、この花はササの近くに生えていました。先日のニュースではミョウガに寄生するナンバンギセルのことが話題になっていました。ナンバンギセルは進化の過程で与えられた環境を生かす術を身につけてきたのかもしれません。


今日のことば

道端にひっそりと咲く
草花を見ていると
気持ちが素直になるのを感じます

自分を飾らず
与えられた地で
ありのままに生きている草花に
教えられます

井澤雅子

2017.09.13

木工作品アイディアコンテスト

 高校1年生の総合学習(ESD)の時間に、生徒が考案した木工作品のデザインをもとにNPO法人「土に還る木 森づくりの会」の方々が試作した作品を鑑賞し改良点を話し合いました。

制作していただいた作品は、地球儀から木製バックまでさまざまでしたが、どれも見事な出来栄えで、生徒は作品が紹介されるたびに歓声をあげていました。
いくつかの作品を紹介します。
木製のバックです。

キリンの玩具です。

地球儀です。制作途中ですが、もうこれで完成品としていいのではないかという声も聞かれました。

鹿のアクセサリー立てです。アクセサリーを飾るには台はないほうがいいという提案が生徒からなされました。

巨大なヒヨコの玩具です。子供が乗ることができます。生徒たちも童心に返って遊んでいました。

今日のことば
詩を作る者が詩人なのではなく、詩が通り過ぎる人間を詩人と呼ぶのがふさわしい。詩人が詩を書くのではない。「内なる世界」からの呼びかけを詩人が受け止める。詩人が何かを語るのではなく、何ものかが語る通路になる。
若松英輔

2017.09.10

ツマグロヒョウモン

 キバナコスモスにツマグロヒョウモンのオスがやってきました。ヒョウモンチョウの仲間は、識別が難しいですが、ツマグロヒョウモンは名前の通り、(後翅の)ツマ(褄)が黒いので容易に見分けがつきます。ツマグロヒョウモンはいわゆる温暖化指標のチョウで、かつては静岡では見られなかったチョウです。ただし、分布域の拡大の原因は地球温暖化だけではありません。ツマグロヒョウモンの幼虫はスミレの仲間を食草としますが、寒さに強いスミレ科のパンジーなどの園芸植物が多く植えられるようになったことが分布域の拡大の拍車をかけているという説もあります。自然界の現象を観察する際には、複眼的な思考が求められるとよく言いますが、ツマグロヒョウモンの分布域の拡大要因の考察についても同様のことが求められます。

今日のことば
No one is born hating another person because of the color of his skin or his background or his religion.
People must learn to hate, and if they can learn to hate, they can be taught to love, for love comes more naturally to human heart than its opposite.
生まれた時から肌の色や出自や宗教を理由に他人を憎む人などいない。
憎しみは学ぶものだ。そして、もし憎しみを学べるのなら、愛することも教えられるだろう。なぜなら人間の心にとって、憎しみよりも愛の方がずっと自然なのだから。
オバマ前大統領

2017.09.03

ルリタテハ  クロコノマチョウ  アカボシゴマダラ

8月18日に不二聖心女子学院で行われた「環境市民会議プレゼンツ里山体験教室」の参加者の方から当日の画像データをたくさんいただきました。

その中には注目すべき蝶の画像が含まれていました。
先ずはルリタテハです。ある参加者の方はルリタテハの瑠璃色を見て「宝石のようですね」とおっしゃっていました。
ルリタテハのすぐ近くにクロコノマチョウが写っていました。これは地球温暖化によって分布域を北に広げていると言われる蝶です。不二聖心で確認されたのは数年ぶりのことです。
驚いたのはアカボシゴマダラが写っている画像があったことです。この蝶は、もともと南国の蝶ですが、人為的に移入されたものが関東・東海にも定着してしまいました。温暖化がなければ、移入されても定着はしなかったかもしれません。裾野市の自然への温暖化の影響についても注視していきたいものです。
今日のことば
地球の美しさと神秘を感じとれる人は、科学者であろうとなかろうと、人生に飽きて疲れたり、孤独にさいなまれたりすることはけっしてないでしょう。たとえ生活のなかで苦しみや心配ごとにであったとしても、かならずや、内面的な満足感と、生きていることへの新たなよろこびへ通ずる小道を見つけだすことができると信じます。      レイチェル・カーソン

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