フィールド日記

地衣類

2019.02.19

ハクテンゴケ

 オークヒルのクヌギの樹幹にハクテンゴケが見られます。菌類と藻類の共生体である地衣類の仲間です。ウメノキゴケに似ていますが、偽盃点(ぎはいてん)と呼ばれる白い点があることが名前の由来です。また、粉芽(ふんが)と呼ばれる藻類の細胞に菌類の菌糸がからみついた構造をつくるのも特徴で、粉芽が飛んでいくことで新たな仲間を増やします。

2019.02.12

ウメノキゴケ

 校内のいろいろな場所でウメノキゴケが見られます。菌類と藻類の共生体である地衣類の仲間です。ウメノキゴケという名前ですが、ウメの木以外にも様々な樹種や岩石に着生します。亜硫酸ガスに弱く大気汚染の指標生物として知られており、都市部ではあまり見られないと言われています。


 稀に子器(しき、菌類の胞子をつくる器官)をつけることがあり、駐車場近くのクヌギに着生していた地衣体で見ることができました。下の写真はカップ状の子器を拡大したものです。

2019.01.29

ロウソクゴケ

 すすき野原の近くの大きなカエデの幹に、ロウソクゴケが見られます。菌類と藻類の共生体である地衣類の仲間で、鮮やかな黄色をしています。都市部でも日当たりの良い樹幹で見られることがあります。

 ロウソクゴケのように平らな体を広げ着生している地衣類を葉状地衣類と呼びます。名前は中世のヨーロッパで黄色いろうそくをつくるときに、本種の色素を用いたことに由来するそうです。

2019.01.22

ヤマトキゴケ

 体育館横の駐車場の岩にヤマトキゴケが見られます。名前にゴケとついていますがコケ植物ではなく、菌類と藻類の共生体である地衣類のなかまです。キゴケとは樹苔の意味で、材木質の地衣体(ちいたい、地衣類のからだ)が樹枝状に伸びることに由来します。大きさは2~3cmほどで、先端に見える黒っぽい茶色のものは子器(しき)とよばれ、菌類の胞子がつくられます。