18歳のプロファイル

聖心女子学院では、生徒が高校を卒業する18歳の時に身につけてほしい基本的な力、態度を「18歳のプロファイル」に描き、本校として育てたい姿として教育活動の指標としています。

1. 魂を育てる

1)すべての存在の根底に神の愛があることに気づいています。
2)自分自身は神からも、人からも愛されているかけがえのない存在であることを知っており、他者も同様に神からも人からも愛されている存在であることを知っています。
3)宗教の授業、行事、祈りなどを通じて人生における神の大切さに気づき始めています。
4)聖書を読み、キリストの生き方を学びたいと思い始めています。
5)キリストを知ることによって、「人に尽くす」という生き方に価値があると分かり始めています。
6)キリスト教的価値観でものごとを見つめ考えようとしています。
7)祈る習慣が身についています。
8)沈黙の大切さを知っています。
9)自分の経験をふり返り、考え、表現することができます。
10)自分自身の人生の意味を探求し始めています。
11)自分自身の長所も欠点も受け入れ、成長の手がかりにすることができます。
12)自分の中にある自己中心性に気づき、それを是正しようとしています。
13)学校生活の中で、いろいろな人たちに助けてもらい支えられてきたことに感謝しています。
14)周囲への気遣いや、細やかな心配りができます。
15)友達、家族、先生たちと信頼関係を築きつつあります。
16)他者の立場に立ってその人の心を理解しようとしています。
17)逆境や失敗の中でも働いておられる神の存在に気づき、希望を持って生きていくことができます。
18)生命の大切さを理解しています。
19)自然界の美しさに気づき味わう感受性が育っています。

2. 知性を磨く

1)各教科における基礎的学力が育っています。
2)学ぶ喜びと学習の達成感を知っています。
3)真理を追求したいという意欲が育っています。
4)知的好奇心が育っています。
5)集中力が身についています。
6)自分で考える力と判断力が育ち始めています。
7)理論に基づいた判断力を使って、ものごとを分析する力が育っています。
8)種々の情報を批判眼をもって判断することができます。
9)習得した知識や技術を他の事柄に応用することができます。
10)国際社会、環境、政治など、さまざまなことがらに問題意識を持つことができます。
11)学習の基礎となる国語力が育っています。
12)文章や口頭での表現力が育っています。
13)実際のコミュニケーションの手段としての語学力(英語)の基礎が身についています。
14)芸術の豊かさを味わい始めています。

3. 実行力を養う

1)自ら考え行動する力が育ってきています。
2)周囲に流されず自分の意志で行動できます。
3)自分自身の責任を明確に認識し、それを実行できます。
4)自分自身を、精神的・物質的に苦しんでいる人のために使うことを知っています。
5)限界のある状況の中でも、知恵を使って工夫を凝らすことができます。
6)自分の好き嫌いに左右されず、するべきことは誠実に行う力が育っています。
7)骨惜しみせず働くことができます。
8)学校共同体の一員として、自分の役割を認識し、働くことができます。
9)集団の中で、必要に応じて、リーダーシップをとることができます。
10)リーダーを助けて自分の役割を担うことができます。

☆上記の教育方針に基づいて教育を受けた時には、以下のような生活に於ける価値観や態度が大切になってきます。(1)社会性
1)義務を果たすことの大切さを理解しています。
2)礼儀正しい態度と言葉遣いができます。
3)物を大切に扱うことが習慣となってきています。
4)約束ごとの重みに対する感覚をもち、これに従って行動します。
5)世界の一員として、連帯と共生が大切であると理解しています。
6)自分から進んで人とのかかわりを作り出そうとしています。
7)異なる意見や考え方を持つ他者に対して敬意をもって接することができます。
8)人種や国籍を超えて、人々と共生する力が育っています。
(2)意志力
9)質素に生きようとする生活態度を身につけようとしています。
10)自分の成長について、責任をもとうとし始めています。
11)失敗を恐れず、新しい経験に踏み込んでいきます。
12)最後まであきらめず、根気よく努力することができます。
13)自らの衝動的傾向に気づき、自己コントロールができています。
(3)生き方における志向性
14)現実に静かに対し、聴き、吸収し、味わう力が、育ち始めています。
15)奉仕の体験を通して、人のために自分をつかうことからくる充足感を味わい始めています。
16)自分の将来、仕事の可能性を、キリスト教的価値観の視点から探索しようとします。
17)人類の共生、平和の構築などの社会の現実を自分のこととして理解し、自分にできることは何かを模索しています。