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フィールド日記

2016年01月

2016.01.31

野鳥の調査 アカハラ

 今日は「日本野鳥の会」の滝道雄先生と不二聖心の野鳥の調査をしました。

野鳥の調査の難しさは鳴き声の聞き分けをすることにありますが、今の時期、ツグミの仲間(ツグミとアカハラとシロハラ)は声だけでは同定が難しい場合があります。今日はアカハラもシロハラも姿を見せてくれたおかげで、しっかりと確認ができました。特にアカハラは、千載一遇のチャンスが到来し、撮影にも成功しました。
確認できたのは以下の22種類です。
1キジバト(群れ)
2コゲラ(複数)
3カワラヒワ
4ハシブトガラス(複数)
5ヒヨドリ(複数)
6ヤマガラ(「ニーニー」と鳴いていました。) (複数)
7メジロ(山茶花の花にぶらさがって蜜を吸っていました。)(複数)
8ツグミ(複数)
9エナガ(10羽以上の群れを2ヶ所で確認しました。)
10ジョウビタキ(オス2羽)
11シジュウカラ(複数)
12モズ(メス)
13ホオジロ(複数)
14ソウシチョウ(複数)
15アカハラ(2羽)
16ハシボソガラス
17ルリビタキ(不二聖心で初めて確認されました。)
18ヒメアマツバメ(2羽)(不二聖心で初めて確認されました。)
19オオタカ
20トビ
21ウグイス
22シロハラ
今日のことば
問題を解決することよりも、問題を見いだすことにしたがって問題を提起することの方が肝心なのである。 アンリ・ベルクソン

2016.01.21

薩摩紅梅

 築山の薩摩紅梅が今年も美しい花を咲かせています。「年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず」と漢詩にありますが、築山の薩摩紅梅は年を追うごとに大きくなり、花の美しさも増しているように感じられます。

今日のことば
自我を抑えて無差別智を働かせている時には真我があらわれる。私についていえば、数学の研究に没頭している時は、私は生きものは決して殺さないし、若草の芽もみな避けて踏まない。             岡潔

2016.01.17

冬の朝の雑木林

 駐車場の裏の雑木林の写真を撮りました。ここに含まれる「雑木」はクヌギとコナラです。

日本経済新聞に見附市に住む方の「櫟橡楢橅朴と枯れゐたり」という俳句が掲載されていました。
見附市が何県であるかがわからなくても、この句がある程度の地域を教えてくれます。この中に含まれる橅(ブナ)は北国か、ある程度標高の高い場所でしか育たないからです。ちなみに見附市は新潟県で、樹齢400年以上のブナの自然林があります。不二聖心の雑木林にはブナは生えていません。

今日のことば
生きていることが有難くならなければどうかしている。  吉田健一

2016.01.14

夜の鹿

 夜の暗い森の中から鹿の鳴き声が聞こえてきました。「近いな」と思いつつ、歩いていると、裏の駐車場のところで鹿が目の前に現れました。あわてて一枚、写真を撮りました。暗闇の中で光る鹿の目がはっきりとわかります。

今日のことば
落葉掃く昨日も今日も明日もまた  野尻徹治

2016.01.05

すすき野原の四ツ溝柿

すすき野原に、四ツ溝柿の木が生えています。

四ツ溝柿は、実に4つの溝が入っている柿で、静岡県から神奈川県にかけて自生している柿です。長泉町の特産物でもあり、「するがの柿」と呼ばれています。
不二聖心の「するがの柿」は、12月28日にはたわわに実をつけていましたが、今朝確認したら、実の数が激減していました。北国から渡ってきた鳥たちの格好の餌となったようです。
鳥たちにとっても、「するがの柿」はとてもおいしい柿のようです。
1月6日の木
12月28日の木

今日のことば
里古りて柿の木持たぬ家もなし   松尾芭蕉