学院ダイアリー

2016.11.16

Sr. Cecil Meyjerをお迎えして

 11月16日(水)、ニューヨークから聖心会のSr. Cecile Meijerが来校されました。

 Sr. Cecileは国連でお仕事をされているご経験をもとに「世界の現状」について、「ネットワークの急速な普及」・「気候変動」・「貧困」などの観点から全校生徒にお話し下さいました。私たちは「地球」という一つの大きなボールの中に暮らしており、お互いに影響し合い、支え合いながら生きているのだとお話しされた後、私たちが真の「global citizen(世界の一員)」となるために何ができるか、3つのヒントを示して下さいました。。1つ目は、「knowledge(知識)」や「critical thinking(物事を深く考える力)」を身につけることです。2つ目は、「emphathy(共感力)」「compassion(慈愛の心)」「respect(尊敬の念)」といった豊かな心をはぐくむことです。3つ目は、「will(意志)」と「responsibility(責任感)」を持って行動し、地域や国際社会に貢献することです。最後にシスターは生徒に向けて、これらの中でも特に、感謝や慈愛といった「心」を育てることが大切であり、親切心を世界の人々と分かち合って欲しい、と述べてスピーチを締めくくられました。

 シスターのスピーチは全て英語でしたが、生徒たちはみな熱心に聞き入り、シスターのメッセージを頭と心で受け止めたようでした。

 この日、シスターは校内で様々な授業をご覧になり、生徒からは元気な挨拶の声が飛び交いました。高校3年生の授業では、生徒は教育における格差について発表、シスターは聖心会の国連での活動を紹介、聖心の教育を受けた生徒として、グローバル化が進む世界で何を大切にすべきかをお話ししてくださいました。

 シスターも、生徒との交流や、授業の参観、大自然を堪能されたようです。

全校朝礼
生徒との歓談