学院ダイアリー

2015.03.13

東日本大震災から4年を迎えて

一昨日、東日本大震災から4年の日を迎えました。先日の学院ダイアリーに引き続き,今年度の「奉仕活動・海外体験学習報告」の冊子から、ボランティア活動に参加した生徒の感想の一部をご紹介いたします。

静岡県ボランティア協会主催「2014東日本大震災静岡県災害ボランティア『高校生ボランティア派遣計画 』」参加の高3Jさん

・・・月命日の11日、私たちは陸前高田市に移動し、町を視察、語り部の方にお話しを伺いました。その時涙を浮かべながらこう語ってくださいました。「災害の時、家族と会えないことほど辛いことはない。もうこういう思いをするのは私たちだけで十分です。」このとき、なぜ彼らが思い出したくもないであろう辛いことを私たちに話しかけてくれるのか、それを強く感じました。・・・“同じ思いをしてほしくない”、だからこそ彼らは私たちに語ってくれたのです。私は今回学んだことをいろいろな方に知ってもらい、これからも岩手の方々に復興への支援とエールを送り続けるつもりです。そして、皆さんには、ぜひ一度被災地に足を運び、自分の目で現状を知っていただきたいです。人から聞く二次情報と一次情報では100%感じ方も思うことも異なるからです。「百聞は一見にしかず」ということわざ通り、二次情報からは決して得ることのできない感情と現実を知り、これから私たちのできることを考えてほしいと思います。