学院ダイアリー

2015.03.27

2014年度高校2年生 長崎祈りの会の文集

高校2年生の祈りの会では長崎に旅行し、原爆の地を訪ねて平和の尊さを学び、キリシタンの地を訪ねて信仰と生き方について考えます。
総合学習として現地への旅行だけではなく事前学習や秋のつどいの展示発表を行うなど一年間を通して学習します。年度末にはまとめの文集の冊子が作られます。
その中から一部文章を紹介いたします。

  平和ではない世界を象徴する出来事が起きた長崎という場所で叫ばれていた平和の願いは、今まで見てきた何よりも説得力があった。今、世界で戦争をしている全ての人に長崎を訪れてみてほしい。戦争や侵攻が制限される苦しみを知らない私たちは、その当時の人々の中に生まれた全ての感情を理解することは不可能だと思った。だけど、それが「過去だから」、「知らないから」という理由で目を背けてはいけないんだと長崎に行って感じた。私たちに過去を知ってほしいと思う人がいる限り、私たちはそれを聴き、伝えていかなくてはいけないし、知らずして平和は叫べないと思った。そしてキリスト教を大切にする長崎を訪ねて信仰のすばらしさを感じ、自分をふり返ることができた。

高2祈りの会