校長室から

2021.06.01

祈りの力

 聖母マリアに捧げられた月である5月、修道院に、コロナの収束を願って描かれた絵画をご寄贈いただきました。コロナ禍にあって、多くの人々の善意や祈り、そこから生まれる様々な形での行動が、この世界を支えていることを思い、感動いたしました。

 この絵は、ルネッサンスの巨匠ラファエロの模写で、聖母と幼子イエス、洗礼者ヨハネが描かれています。

 ヨハネが生まれた時、父ザカリアが口にした賛歌の中に、次のような箇所があります。


神の深いあわれみにより、夜明けの太陽はわたしたちに臨み、
闇と死の陰にある人を照らし、わたしたちの歩みを平和に導く。

           (ルカによる福音書1:78-79)



 祈りは行動につながりゆくもの、一人ひとりが、今、ある場で自分にできることを心掛け、平和やコロナ収束に向けての動きに参与していけますように。
https://rscjinternational.org/news/madeleine-sophie-words-wisdom-what-might-she-say-about-covid-19