校長室から

こんにちは、シスター大原眞実です。

ここでは、私からのメッセージをお伝えします。朝礼等で生徒に語ったことや学院発行の冊子等に掲載したことの中から、また日頃感じていること等を含め折々に更新してまいります。

 “Sophie’s Diary”(不二聖心女子学院公式Facebook)等にも、担当の一人として写真やメッセージを掲載中です。様々な角度から、学院生活の様子を感じとって頂けたら幸いです。

2022.01.27

富士山が見ていた

  「富士山が、つねにこの時代を見ていました」――、1月26日、学院で、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』のプロデューサー吉岡和彦氏、伊豆の国市学芸員の池谷初恵氏の軽妙な掛け合いによる講演会が催されました。「学院と北条氏の位置関係」、コロナ禍前に中学1年生が祈りの会で宿泊していた天城山荘の位置を確認しながらの説明、番組製作の裏話等により、親近感をもって駿河の国や鎌倉武士の世界に引き込まれていきました。

 このドラマは北条義時を中心としたHistory、つまり「His Story」であるけれども、北条政子が「尼将軍」と呼ばれるようになったことからもわかるように、必ずしも女性の力が弱かった時代ではない、女子学院で学ぶ皆さんに、女性であることにプライドをもってHer Storyの観点からもこのドラマを楽しんでほしいーーと仰っていました。富士山のもとで展開される今後のストーリーが、ますます楽しみになりました。

2022.01.21

茶草場農法

 今、学院の茶園の畝間には、ススキやササが敷かれています。茶の木の根元を覆ったこれらの草は、10年以上かけて土に還るといわれます。畝間を歩くと、足に心地よいふんわりした土が感じられるのはそのためなのでしょう。これらの草を敷くことにより、お茶の風味や品質が良くなるともいわれます。茶草場で生物多様性が保たれていることも、「静岡の茶草場農法」が世界農業遺産に認定された理由といわれます。自然の営みと調和して生きることの大切さをしみじみと感じます。


 雨も雪も、ひとたび天から降れば むなしく天に戻ることはない。 それは大地を潤し、芽を出させ、生い茂らせ 種蒔く人には種を与え 食べる人には糧を与える。 そのように、わたしの口から出るわたしの言葉も むなしくは、わたしのもとに戻らない。 それはわたしの望むことを成し遂げ わたしが与えた使命を必ず果たす。(イザヤ書55:10-11) 

2022.01.13

「鎌倉殿の13人」

 NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が、1月9日から始まりました。この日の放送では、本学院オークヒル(セカンドヒル)や林の中で撮影された場面等も登場しました。冒頭からオープニングまでと、最後に北条義時が馬に乗って逃げるシーンのほとんどは、学院で撮られたものです。
 撮影は7月に行われました。主演の方はじめ武者姿の俳優の方々が、馬に乗ってキャンパスを移動していたのですが、NHKとの約束があったため、何も知らされていなかった生徒たちは、広いキャンパスゆえ撮影に気づくことなく、ひたすら勉学に励んでいました。
 校内には、NHKよりいただいた番組のポスターが貼られています。今月25日には、NHKプロデューサーの吉岡和彦氏等が来校され、伊豆の国市学芸員の方々による大河ドラマ放映記念講演会が開催される予定です。学院の自然の恵みに思いを馳せつつ、全校生で、臨場感をもって鎌倉時代の歴史を学び深めることができることでしょう。

2022.01.07

修道院からの祈り

 冬休みの間も、修道院では生徒たちのために祈りが捧げられています。オミクロン株の拡大が伝えられる中、皆で健やかに新年が始められますように。今日は、2人のシスターたちの納骨式も行われるので、その方々のお取次ぎも願い、お祈りいたしました。

 そして、明日から始まる入学試験に臨む方々の上にも、神様の祝福をお祈りいたします。学院の命を受け継ぐ未来の妹たちに会えるのを楽しみにしながら、生徒たちも心をこめて準備を手伝ってくれました。それぞれの方が、十分にもてる力を発揮できますように。

 Courage et Confiance!

2022.01.01

2022年のはじめに

明けましておめでとうございます。

聖心の森の奥にそびえる富士を仰ぎつつ、新しい年が祝福に満ちたものになりますようお祈り申し上げます。

 

2021.12.23

希望の星に導かれて(クリスマス・キャロル リーフレットより)

 クリスマス、おめでとうございます。
コロナ禍が続く中、本年度も、皆さんは、「コロナの拡大に加担するのではなく、収束に向かわせる力となっていく」ことを一人ひとりが心がけて生活してきました。そして、クリスマス本来の意味を考えながら、待降節のプラクティス、チャリティーや奉仕、クリスマス・キャロルを創り上げてきました。
 一つひとつの祈りや行いは小さく思えても、神様の目には尊いものであり、コロナや紛争、貧困で苦しむ世界に平和を生み出す力へとつながっていくことを信じましょう。


彼らが王の言葉を聞いて出かけると、東方で見た星が先立って進み、ついに幼子の
いる場所の上に止まった。学者たちはその星を見て喜びにあふれた。家に入ってみ
ると、幼子は母マリアと共におられた。彼らはひれ伏して幼子を拝み、宝の箱を開
けて、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げた。  (マタイによる福音書2:9-11)


 3人の博士たちは、夜空に輝く星に導かれ、希望のうちにベツレヘムへと旅を続けました。幼子イエスと出会った後、来た時とは「別の道」を通って自分の国に帰ったと聖書には書かれています。今日、ご一緒にイエスの誕生を祝う私たちも、これまでとは別の生き方、自らが置かれた場で、これまで以上にキリストの愛を分かち合う生き方へと招かれているのではないでしょうか。一人ひとりの心に上るベツレヘムの星の囁きに耳を澄ませて、それぞれの場で希望のしるしを見出し、それを生きていくことができますように。クリスマスにあたり、学院の宝であり、希望そのものである生徒の皆さんのために特別にお祈りいたします。

        
                  

2021.12.15

見えない祈りに支えられ

 インドネシアの聖心会に派遣されているシスター足立万利子が、英語の「主の祈り(The Lord’s Prayer)」の言葉と、「祈りの手」を編んで、学院に贈ってくださいました。一本の白糸が、このような作品に仕上がったことに驚きと感銘を受けました。これら2つの作品は、額に入れて聖堂前に飾られています。生徒たちへのすてきなクリスマスプレゼントをいただきました。

 学院にいらした頃、シスターはクリスマス前になると母の会の方々とご一緒にポルボロンを作り、クリスマスのチャリティ・バザーで販売されていました。根気強く粉を混ぜ続ける時には、お祈りを唱えていらっしゃいました。こうして作られたポルボロンは大人気で、すぐに売り切れてしまいました。今回も、生徒たちのために、一針一針、祈りながら編み続けてくださったお姿が目に浮かびます。目に見えない多くの祈りに支えられ、生徒たちが今日も健やかに過ごせていることに感謝いたします。

2021.12.08

星に願いを

 1年の中で、星がもっとも美しいといわれる冬、学院の夜空にも星が瞬いています。昨夜は、ディズニー映画「ピノキオ」の主題歌「星に願いを」を思い出しながら家路を歩きました。

現在、行っている高校3年生との面接では、学院生活の振り返りと共に、将来への夢や希望が分かち合われます。進学のため、様々な形態の試験に臨んでいる生徒たちもいます。卒業を控えた一人ひとりの心の深みにある望みに、神様が応えてくださいますように。

2021.12.01

待降節を迎えて

 カトリック教会では、クリスマス(降誕祭)の4つ前の日曜日から、「待降節」(クリスマスを準備する期間)に入ります。11月24日の宗教朝礼で、ひとりの先生が待降節について話しました。
https://www.fujiseishin-jh.ed.jp/teachers_message/2021/95542/ 
今年は11月29日から待降節第一主日が始まり、修道院でもアドヴェント・リースに一つ目の希望」の灯がともされました。


希望の光を注いでくださる神よ、                 
待降節の歩みを始めるわたしたちの心の目を開いてください。
日々の生活の中で、あなたが望んでおられることを見極め、 
主キリストに従って生きることができますように。     
              (集会祈願より)


  本年度のクリスマス・キャロルのテーマは「希望」です。クリスマス本来の意味を考え、プラクティスに励む生徒たちの上に、神様の祝福が豊かに注がれますように。

2021.11.24

オリジナル・フーディー

 本年度の秋のつどいの(学院祭)で、高校3年生が考案したブルーのフーディーが、下級生、保護者、教職員の希望者にも販売されました。例年、秋のつどいのごミサで献金を集め必要とされている場にご寄付していますが、今年はコロナ対策でごミサができなかったため、これを作成し、売上金より国境なき医師団に寄付することになりました。

 胸にはFSHS(Fuji Sacred Heart School)と校名のイニシャルが入っています。裏地が起毛の温かな作りですので、換気を心掛けて生活する寄宿生にも役立つことでしょう。最上級生の思いを感じながら、私も愛用したいと思っています。 

https://www.msf.or.jp/news/detail/headline/coronavirus.html