学院ダイアリー

2018.07.31

韓国体験学習5日目

 今日は板門店の見学が予定されていましたが、南北の軍事会談が行われることが分かり、急遽、北緯38度線付近の非武装地帯や北朝鮮が韓国に攻め入るために掘削したといわれている第3トンネルの見学などに変わりました。また、脱北者の方からお話を伺うことができ、生徒たちからは多くの質問があがりました。その質問一つひとつに丁寧に詳しく答えていただき、大変貴重な時間となりました。非武装地帯内には、将来北側に行くことを想定して建てられた、平壌(ピョンヤン)まで通じる都羅山(ドラサン)駅があります。私たちもそのプラットホームまで足を運びました。

都羅山駅にて

 第3トンネル内では、軍事境界線までわずか200メートルの距離まで近づきました。写真撮影も制限される地域で、この場所が常に緊張状態にあることを強く感じました。鳥頭山(オドウサン)統一展望台からは、臨津江(イムジンガン)の対岸に北朝鮮の村を見ることができ、南北統一を願う方々の思いを深く感じる一日となりました。

統一展望台にて

離散家族の願いが書かれた展示をみて

韓国での最後の夜は黙想の家で過ごし、この5日間の学びを振り返り、皆で分かち合いました。

黙想の家での振り返り