校長室から

2014.10.15

後期委員任命式(2014年10月15日)

 今年のノーベル平和賞にパキスタンのマララ・ユサフザイさんが選ばれました。史上最年少17歳での受賞でした。同時代を生きる同世代の彼女の「すべての子供達が教育を受けられるような世界をつくりたい」という使命感に、生徒たちも感動し、大いに共鳴したことと思います。

 今週、学院では、「後期委員任命式」が行われました。不二聖心では、全ての生徒達が、係りとしての仕事を含め、必ず、何らかの役割をもって生活します。

 「誰かのために、何かをしましょう」という思いに、優劣はありません。その思いは、世界中から脚光を浴びる人のものであっても、日本の小さな学院の聖堂で神様に約束した思いであっても、等しく尊いものだと私は思います。

 クラスのため、学院のために自分を使っていく日々の営みの積み重ねが、いつか生徒たちが、より広い世界で自らの使命感を果たしていく土台をつくっていきます。

 “Senper Fidelis~いつも忠実に~”――、フロンティア・スピリット(本年度学校目標)をもって新しい歩みを始めた生徒達に、心からのエールを送りたいと思います。

17日