校長室から

2016.07.13

ヒマワリのように(2016年7月13日)

修道院には、花や木を育てるのが上手なシスター方がいます。しおれかけたり、元気のない植物を見事に生き返らせるグリーンフィンガーの方々です。今、ヴィラフジ修道院の横に咲いている屋根より高いヒマワリも一人のシスターの手によるものです。植物と会話ができるかのようなこの方の手にかかると、なんでも大きく育ちます。英国で育ち、数年前までアフリカでのミッションにいらしていたこともあって、今は、留学生に日本語を、先生方の希望者に英語を教えてくださったりもしています。

先週末、お隣のマリア修道院では、一泊で御殿場教会の神父様を講師に母のサークル祈りの会(希望者対象)がありました。日曜日には父のサークル(希望者対象)があり、上智大学の神父様による聖書の講話の後、シスター方お手製のケーキがふるまわれました。

「ヒマワリのように、いつも神様の方に目を向けていなさい。」(聖マグダレナ・ソフィア・バラ)

キャンパスの中に修道院があり、シスター方がいらっしゃることで醸し出される雰囲気、祈りの力、具体的な支え。植物だけでなく、生徒、保護者、教職員にも元気を与えてくださっている修道院とシスター方の存在の大きさを思いつつ、子どもたちは、教室の中だけで育つのではないと感謝のうちに思います。