校長室から

2016.09.01

夏休み明けに

 30日の夜には寄宿舎に明かりが灯り、31日からは通学生も含めて、生徒たちが学院に戻って参りました。初日の聖堂での講話の中で、リオデジャネイロ・オリンピック(水泳)で、活躍したケイテイ・レデッキー選手についてもふれました。

 彼女は、ワシントン出身、アメリカの聖心Stone Ridge School of the Sacred Heart を、昨年卒業したばかりの19歳です。在学時代から、アメリカ国内記録・世界記録を塗り替えました。15歳でロンドン五輪800メートル自由形優勝。2015年世界選手権で史上初の個人種目の自由形4冠達成。自由形3種目の世界記録保持者です。この才能が認められ、奨学金をいただいて、名門スタンフォード大学へ入学しました。

 少し前になりますが、ロンドンオリンピックで金メダルをとった時の記事の中で、彼女の人となりを知ることができます。 https://cruxnow.com/church-in-the-usa/2016/08/04/olympics/ その中で浮かび上がってくるケイテイの姿は、決して、水泳ばかりに打ち込んで、勉強や学校の仕事を後回しにしたようなものではありません。魂・知性・実行力という、自分の中のすべての領域をバランスよく育てることを知っている普通の聖心生らしい姿です。

 生徒たちは、大いに親しみを感じながら、彼女の姿からも学んでいこうとしています。東京オリンピックで、ケイテイに会えることを楽しみにしながら。

                 ケイティ・レデッキー選手