校長室から

2019年11月

2019.11.01

秋のつどい

秋の彩に包まれる不二聖心女子学院「秋のつどい」に、ようこそおいでくださいました。今年のテーマは「色想環」――、自然がそうであるように、生徒たちもそれぞれの個性やタレントを生かし、互いにチャレンジしあいながら、全体としての調和を創り出すよう努めてまいりました。

本年度は、学院目標を「知性を磨く~Design Your Future」とし、折にふれ、聖心会第6代総長マザージャネット・スチュアートのお言葉にも耳を傾けております。秋のつどいにあたっては、次のような言葉を生徒たちに贈りました。

The higher we want to fly, the greater the risk, but that is the glorious part of it. The great uncertainties in which we trust God, the breathless risks we run, with no assurance but our great trust in God, that seems to me to be of the essence of our life and its beauty. This will grow upon you; you will get your balance in the risk and get to love it.
                                    Janet Erskine Stuart

失敗を恐れず、自らの可能性にチャレンジしながら準備を進めてきた生徒たちの知性の輝きに、眼をとめていただけたら幸いです。
近年、県外からの入学希望者増加と共に寄宿生が増加傾向にあり、寄宿舎セント・マドレーヌは寝室・学習棟、食堂棟等の増築工事の只中にあります。その関係で、奨学会、母の会、そしてドゥシェーン会の皆様等に、ご使用場所の変更・縮小等をお願いせざるをえませんでした。また、例年、秋のつどいの機会に、聖心会霊園・岩下家墓所への墓参や、十字架の道行をされている方々にも、ご不便をおかけすることとなりましたことをお詫び申し上げます。来年の秋のつどいには、寄宿舎の中庭に建つ新たな食堂棟に、皆様をお迎えできることと存じます。
 ご来校されたすべての皆様と、皆様につながる方々の上に、神様の祝福が豊かにありますよう心よりお祈り申し上げます。