校長室から

2022年12月

2022.12.24

Merry Christmas!

 70年前のSchool Journalをみると、70年前の12月25日、生徒たちはクリスマス・ミサに参加した後、神山の復生病院や沼津の高齢者施設にクリスマスプレゼントをもって訪問したと書かれていました。今も、クリスマスが、喜びと平和の源であるイエスの誕生を分かち合う日であることを生徒たちはよく理解しています。

 今月から、学院公式インスタグラム「Bring Joy」がスタートしました。「Sophie's Diary」同様、私もライターの一人として参加しています。タイトルは、創立者ソフィーの「Bring Joy to Others」というお言葉からとられました。今、家庭でクリスマスを過ごしている生徒たちにも喜んでいただけたら、と願っています。ぜひ、フォローしてくださいね!
https://www.instagram.com/fuji_sacred_heart_school/ 

2022.12.16

多様な地域から生徒がつどう学院の良さ

 先日、ひとりの生徒が社会科の選択授業で作った作品が北海道の地方創生関係のコンテストで表彰され、プレゼンテーションも行いました。RESAS等を駆使した授業そのものの面白さもさることながら、県内に住む生徒がなぜ釧路なのかと思い尋ねたところ、ご家族で訪れた釧路湿原に感銘を受け、雄大な自然をはじめ、タンチョウ・マリモなどの生物や海産物を観光資源として活用し、何か地方創生のためにアイディアを出せないか考えたから、ということでした。自然に対するみずみずしい感性にもはっとさせられました。
https://www.hkd.meti.go.jp/hoksr/20221214/index.htm

本学院は18都道府県から生徒たちがつどっています。多様な地域からの仲間と生活する中で、自然に地域特性への関心が高まり、違いを楽しんだり、尊重し合う態度が醸成されていきます。世界のどこに住んでいても、グローバルな場で働いていても、私たちは必ずどこかの地域に属し、それぞれの日常を生きていきます。東京一極化集中やデジタル田園都市国家構想等が課題となる中で、この生徒たちは希望の作り手となっていってくれることでしょう。

 

2022.12.08

日々の生活の中で讃美の歌を

 学院の守護聖人である聖ローズ・フィリピン・デュシェーンの祝日に新しい聖歌集が完成しました。表紙の色は、美術科の先生のご助言により制服に調和するような色彩が選ばれました。外側の調和もさることながら、こうすることによって生徒たちが自然に聖歌集の中に自分の姿を見出すような効果もあるのだそうです。ミサや典礼の時だけではなく、日々の生活の中で讃美の歌をうたっていくことができますように。


Sing! Sing a new song! Sing of that great day when all will be one!
God will reign and we'll walk with each other as sisters and brothers united in love!
We are called to act with justice. We are called to love tenderly.
We are called to serve one another, to walk humbly with God.
 “We are called”より 

2022.12.01

待降節に

 カトリック教会では、クリスマスの4つ前の日曜日から、クリスマスを準備する期間に入ります。この期間を「待降節(アドベント)」と呼びます。今年は、11月27日から始まりました。この日、バチカンの広場で行われた祈りに続いて、教皇様は「待降節」のメッセージを語られました。以下は、その一部です。


 神は最も普通の日常、毎日の生活の中に隠れておられるということを忘れないようにしましょう。神は日々の仕事の中に、偶然の出会いの中に、時には助けを必要とする人の中や、退屈な灰色の日々の中にもおられ、わたしたちを呼び、話しかけ、わたしたちがどのように行動すべきか促されます。


 放課後等に、楽しそうなクリスマル・キャロルの歌声が響くこの頃、学院でも、静かに日々の生活を振り返ることを大切にしながら、クリスマスへの思いを深めていきます。