校長室から

2024.01.13

家と土台

 冬休みが明け、生徒たちが学院に戻ってきました。久々の友人との再会に、うれしそうな笑顔と会話があちらこちらで交わされていました。やはり学院は生徒の姿あってこそ、教職員も生き生きとしていました。

 今、体育館前に聖心会の新しい家が建てられています。1階のパーラーは、生徒たちも入りやすいものになるとのことで、皆で楽しみにしています。学院は、創立時から、常に聖心会のシスターたちの愛と祈り、献身と共にあります。地盤調査から始まり、少しづつ形になっていく様子を見ていると、創立者ソフィーが人格形成を家に譬え、「在学中に、年齢にふさわしい土台を築かなかったら、卒業後、社会の荒波に流されてしまうでしょう」と言及したことを思い出します。冬休みにそれぞれ土台作りに励んだ生徒たち、そして未来の不二聖心生が春に向かって開花していくよう、希望のうちに祈っています。