校長室から

2016.01.01

新年おめでとうございます。(2016年1月1日)

 新年おめでとうございます。

冬休みを過ごしている生徒たちのために、修道院では毎日お祈りが捧げられています。そのような祈りと共に、今は静かな正門や中庭のお花に、シスターたちが今日も水やりをしてくださいました。

フランシスコ教皇は、2015年12月8日から2016年11月20日までを「いつくしみの特別聖年(Anno Santo straordinario della Misercordia)」と定められ、25年ぶりにバチカンにある聖ペトロ大聖堂の「聖年の扉」を開かれました。

そして、2016年を迎えるにあたり、昨年、世界で起こった様々な出来事を振り返りながら「無関心に打ち勝ち、平和を獲得する」 というテーマでメッセージを発表されました。

     平和は神のたまものですが、そのたまものは平和を実現させるよう
招かれているすべての人にゆだねられているのです。
(1月1日 「世界平和の日」教皇メッセージ より)

 毎朝、生徒たちが捧げる祈りからは、難民やテロ、気候変動等の諸課題を10代らしい感性で真剣にとらえている様子が伝わってきて、心動かされることがしばしばです。一人ひとりが平和の種として育っていること、そしてこの生徒たちの中から第二の緒方貞子が出てくることを私は信じています。

 聖なる呼びかけに、心の扉を開いていく一年となりますように。