校長室から

2015年12月

2015.12.10

クリスマス奉仕の朝に (2015年12月10日)

 学院の朝は、早朝く登校した生徒たちが奏でるピアノの音で始まります。待降節(アドベント)に入り、クリスマス・キャロルの曲が多くなってきましたが、今日は少し趣が異なりました。全校あげてクリスマスの奉仕に出かける日なので、訪問先の方々とご一緒に歌えるような曲が聴こえてきました。

  深い闇のさなかにきらめく星は、道に迷う人への神のまなざし
メリー・メリー・クリスマス 神のみ子よ
ハレルヤ・クリスマス 歌え喜べ

  風にすさむ砂漠に咲き出る花は、涙ためた人への神の輝き
メリー・メリー・クリスマス 神のみ子よ
ハレルヤ・クリスマス 歌え喜べ

  疲れ果てた心にささやく声は、待ち焦がれた人への神の訪れ
メリー・メリー・クリスマス 神のみ子よ
ハレルヤ・クリスマス 喜びの夜  (讃美歌102番)

 平和を祈るクリスマスが、プレゼントやケーキをいただいて過ごすだけの日ではないことを子どもたちはよく知っています。今日一日を通して、社会に対する責任の感覚をまた一歩深め、学院に戻ってきてくれることでしょう。

2015.12.06

クリスマスキャロル (2015年12月16日)

クリスマスおめでとうございます。

今年は、創立者聖マグダレナ・ソフィア・バラご帰天から150年目にあたります。この記念すべき年に、ラファエル梅村昌弘司教様、高村謙二裾野市長様はじめ、多くの皆様方とご一緒にクリスマスの祈りをお捧げできることを心より感謝申し上げます。 
今年も世界は、貧困、難民、テロや気候変動等、難しい課題に直面し続けています。生徒たちは、授業や体験学習、祈りの会等のさまざまな機会を通して、これらがもつ複雑な諸相を学び、考え、中高生としてできることを実践するよう心掛けております。そして、「A Ray of Hope~希望の光」というテーマでクリスマスを迎えたいと願い、プラクティス、クリスマス奉仕、そして今日のクリスマス・キャロルやチャリティ・バザーの準備にも取り組んでまいりました。
「希望の光は、どこにあるのでしょうか?」と問う時、創立者のお言葉が心に響いてきます。

子どもたちを通して、この世界に
愛の力が花開くように
    (聖マグダレナ・ソフィア・バラ)

都会のイルミネーションや喧騒から遠く離れた学院には、どこかベトレヘムを思わせる静寂が宿っているように思います。聖なる静けさの中で育つ子どもたちが、物事の本質を見失うことなく、置かれた場で「希望のあかし人」として成長していけますよう、お祈りとお支えをお願い申し上げます。
皆様とご家族の上に、クリスマスの喜びと平和がありますよう心からお祈り申し上げます。