校長室から

2020.05.01

大地の恵み

Stay Homeが叫ばれる中、どなたの生活にも様々な変化が起こっているのではないでしょうか。かくいう私は、贅沢にもこの21万坪の美しいキャンパスに籠っています。そんな中、今、凝っているのが「竹の子ご飯」。休日には必ず作っています。いつもお世話をかけている修道院のシスター方へのささやかな感謝の表現でもあります。掘るところから始めて、茹でてあく抜きをして、その日のうちに炊きます。とれたてのしゃきしゃき感が好評ですが、お料理の腕とは全く関係なく、まさに素材のもつ力のなせる業。

あるシスターは新芽のお茶の葉の天ぷらに凝っていらして、他の方は蕨をとっておひたし、また元十字架のイエズス修道院のお庭にある夏蜜柑をとり、オレンジピール、ジャム、ゼリーを作ったりと、キャンパスの自然の恵みを堪能しています。新たにチャレンジする人も増え、学院ホームペ-ジ(「修道院のある学校」)に少しづつ掲載していくことになりました。

これは一例ですが、コロナウイルスについて考えたり、行動が制限されたり、またオンライン授業の様子を見聞きすることを通して、家庭科や保健体育、そして音楽、美術、書道などの教科がもつ力を再認識させられています。生徒たちは、どう感じているでしょうか?

明日からは連休となり、オンラインで運営されている学院も休日となります。生徒たちが、限られた空間の中にあっても、心豊かに過ごしてくれるよう願っています。