校長室から

2020年06月

2020.06.17

Silent Walk

 地域ごとの分散登校の中、全学年対象にハイブリッド型の授業(オンライン授業と対面授業の併用)が行われています。中学1年生の宗教の授業では、先週・今週の2回にわたり、対面授業の方々を対象に、「サイレント・ウォーク」に出掛けました。文字通り「沈黙」で、キャンパス内の宗教的な場所を巡礼するものです。梅雨とは思えない青空、心地よいそよ風もが吹いていて、日陰の道はとても涼しいです。

 今回は、2つのルルドの岩屋、聖心会の墓地、元々は東京聖心にあった十字架、岩下家墓所、そして1番目・2番目の通学路の説明等をいたしました。

 聖心会墓地では、中央にあるマザーメアリー・シェルドンの墓碑を、帰国生の方が綺麗な発音で読んでくださいました。今年、入学した全ての生徒たちを、天国からシスター方が見守っていてくださることを信じ、皆で祈りました。

2020.06.01

自然との調和

  学院に生徒たちが戻り始めました。21万坪の敷地ゆえ、全校生が自家用車で登校しても十分なスペースがあることも幸いし、多くの生徒たちが保護者の送迎により登下校いたしました。

 「外を歩きたい」という生徒たちのリクエストに応え、ロングホームルームの時間等に、担任の先生方が連れ歩く姿も見えました。キャンパスの美しい自然を、生徒たちに見せたいと願っておりましたので、大変うれしい光景でした。

 本学院の歴史の中で、自然との調和は、常に大切にされてきました。現在、学院にみられる生物の豊かさは、そのような歴史が紡いできたものです。不二農園があったこともあり、環境教育の重要性が説かれる前から、学院では自然は教育の重要なテーマでした。

調和のシンボルとしての「共生の森」、そして学院を包む「聖心の森」や里山の自然の中で、生徒たちは、気候変動教育、生物多様性等について学び、国内外で発信していきます。

新型コロナの問題においても、自然との調和の重要性が取り沙汰される今、不二聖心ならではの「不二(二つとない)」環境教育を強めていきたいと願っています。

(コロナウイルス 自然からのメッセージ(国連広報センター)