校長室から

2022年06月

2022.06.23

Who is Sophie?

 中学1年生の生徒が、「創立者ソフィーが、修道服姿で彼女のヘアカットをする姿」を描いた絵を見せてくれました。理由を尋ねると、小学生の時、美容院で髪をカットしていただいている時に「不二聖心を受けよう!」と決心したから、とのことでした。

生徒たちが、日々、ソフィーを知り、親しくなりながら、グローバル・シチズンとして育っていきますように、と願っています。

https://rscjinternational.org/news/one-light-one-community-one-heart-student-talks-about-what-sacred-heart-education-means-her

2022.06.14

「新世界より」

 芸術鑑賞会として、長泉のベルフォールホールで富士山交響楽団によるコンサートが開催されました。ドヴォルザークの交響曲第9番『新世界より』第4楽章の演奏も聴くことができました。1893年にアメリカ滞在中に作られたというこの曲は、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で、北条義時が本学院のオークヒルを馬で颯爽と駆け抜ける場面で流されました。「ふじの山」や、音楽科の下山先生の指揮による「校歌」等も演奏していただき、富士山を仰ぐ広やかなキャンパスで学ぶ恵みを味わったひと時でもありました。 

2022.06.08

Requiescat in pace

 6月2日、長く寄宿舎でお食事を作ってくださっていたシスター マリア・カタリナ 谷中ツギエが、東京の修道院で帰天されました。お台所の方々と共に祈りで一日の仕事を始められるシスターは、いつも寄宿生や先生方お食事を気にかけてくださっていました。在舎日にはシスター足立万利子(当時の寄宿舎主任)とご一緒に、特別におやつを作ってくださいました。
 シスターがいらした頃、父のサークルは本館パーラーで行われていました。神父様の講話後に出される温かい紅茶タダニシキとシスター手作りのケーキは大変好評で、召し上がらずにご家族に持ち帰られる方々も多かったものでした。それをご存知だったからでしょうか、いつも正方形に大きくカットされていました。教職員とシスター方との茶話会や、日々のねぎらいにも届けてくださっていました。
 東京の修道院でお目にかかると、いつも手をしっかりと握りつつ、不二聖心の様子を聴いてくださいました。シスターの祈りの中に、学院はいつもありました。6月、聖心(みこころ)の月に神様のもとに召されたシスターに感謝の祈りを捧げつつ、今は天から学院を見守っていてくださることに信頼して日々を過ごしていこうと思います。


心の清い人々は幸いである。その人たちは神を見る。

マタイによる福音書5章8節

 

2022.06.01

希望の扉

 コロナのため中止やオンラインでの開催が続いてきた保護者の地区会も、徐々に対面に戻りつつあります。先週、ある地区会で、高校3年生の保護者が、「娘にとっては、この学院に入学したことが希望の扉をあけることでした」と仰りながら、入学からの歩みを分かち合ってくださいました。

 中高6年間に織りなす日常の中、時には重々しい気持ちで学院の扉を開くこともあるでしょう。卒業の時、また後に振り返った時、学院が希望の扉であったと思ってくれますように――、そのような学院でありたいと願います。創立者ソフィア・バラ、初代院長マザーエリザベス・ダフの子どもたちへの愛を引き継いでいくことができますように。


  https://www.fujiseishin-jh.ed.jp/teachers_message/2022/95617/