校長室から

2023.11.15

追悼ミサの日に

 空は秋晴れ、色づいた楓や銀杏の葉が地に落ちているのを見ながら、「葉っぱのフレディーいのちの旅―」(レオ・バスカーリア)を思い出す今日この頃です。今年も、生徒のご家族、卒業生や元職員の方々等、学院ゆかりの大切な方々を天国にお見送りしました。先週、ご帰天のお知らせいただいた元保護者の方は、コロナ前は毎年クリスマスのごミサに参列してくださっていた方で、いつも学院を大切に思っていてくださいました。お嬢様もお孫さんも「聖心の生徒は、一人で天国に行ってはいけません」(創立者)とう言葉を体現する卒業生です。

 今週、学院では、保護者の希望者や卒業生等を迎えて追悼ミサが行われました。ある男性の方は、卒業生であるお姉様や2人のお嬢様を思い、30年ぶりに来校されたと懐かしそうにお話しくださいました。卒業生だけではなく、そのご家族にとっても故郷のような学院であれたら、たいへんうれしいことです。

「あなたが空しく生きた今日は、昨日死んでいった誰かが心から生きたいと願った明日なのだ」――、ミサの講話の中で、チャプレンが引用された韓国の小説の一節です。生徒の共同祈願の中には、ウクライナや中東問題への言及もありました。天に召された方々を感謝のうちに思い出しつつ、生命や生きることの尊さを思う一日となりました。