校長室から

2020.06.01

自然との調和

  学院に生徒たちが戻り始めました。21万坪の敷地ゆえ、全校生が自家用車で登校しても十分なスペースがあることも幸いし、多くの生徒たちが保護者の送迎により登下校いたしました。

 「外を歩きたい」という生徒たちのリクエストに応え、ロングホームルームの時間等に、担任の先生方が連れ歩く姿も見えました。キャンパスの美しい自然を、生徒たちに見せたいと願っておりましたので、大変うれしい光景でした。

 本学院の歴史の中で、自然との調和は、常に大切にされてきました。現在、学院にみられる生物の豊かさは、そのような歴史が紡いできたものです。不二農園があったこともあり、環境教育の重要性が説かれる前から、学院では自然は教育の重要なテーマでした。

調和のシンボルとしての「共生の森」、そして学院を包む「聖心の森」や里山の自然の中で、生徒たちは、気候変動教育、生物多様性等について学び、国内外で発信していきます。

新型コロナの問題においても、自然との調和の重要性が取り沙汰される今、不二聖心ならではの「不二(二つとない)」環境教育を強めていきたいと願っています。

(コロナウイルス 自然からのメッセージ(国連広報センター)