校長室から

2022.07.13

見えない思いに支えられて

 学院の廊下等には、あちらこちらに様々な人の手のぬくもりが感じられるものがあります。現在、職員玄関にかけられている涼し気な金魚の飾りは、事務室の一人の先生の奥様の手作りです。先生ご自身からはそれを伺ったことはなかったですし、奥様にも一度もお目にかかったことはありません。校長室前の創立者の小さなご像の前の花や、中学校の階段の踊り場の猫の飾り等、いろいろ作ってくださっています。
 この方以外にも、保護者、先生方、旧職員、卒業生、そしてシスター達の等の思いがこめられた品々が黙って生徒たちを見守っています。学院での日々の中で、生徒たちは、見えない人の思いにも支えられていること、そして人を支えることを習っていきます。

聖心はひとつの家庭です。

マグダレナ・ソフィア・バラ