校長室から

2022年09月

2022.09.22

秋のサイレント・ウォーク

 祈りの会が行われる9月は、生徒たちにとって自らを振り返る季節でもあります。祈りの会の時だけに手渡される「祈りの会ノート」は、一人ひとりの6年間の内面の記録であり、教員が開くことはありません。4月から今日まで、昨年の祈りの会からの一年間、そしてこれまでの人生を振り返りながら、世界と自らの未来をつなげ、今後の生き方をみつめます。

 昨日、青空のもと爽やかな秋風を感じながら、中学1年生とキャンパス内でサイレント・ウォークをしました。広やかな自然が、観想的な態度や内的な豊かさを育んでくれることをあらためて感じ、感謝したひと時でした。 

2022.09.16

インドネシアの風

 インドネシアの聖心会から、シスター足立万利子(元寄宿舎主任)が来校されました。いつものように、手作りの品々やバザー用の物品、生徒たちが喜ぶであろうとインドネシア風のマスコットベア等、色々と持ってきてくださいました。シスターご自身が、生徒たちのためにクリスマスの様子を刺繍されたものも頂きました。額に入れて紹介する予定です。

 インドネシア地区では、今年の6月、5人の20代の方々がインドネシアで初誓願を宣立して聖心会員となり、ローマでは生徒たちにお話しいただいたこともあるシスターHenni Sidabungkeが終生誓願を立てられました。コロナが落ち着いたら、このようなシスター方とも交流の機会があることでしょう。

 

2022.09.08

ぶどう園の想い出

 初秋を迎え、ぶどうの季節となりました。現在の共生の森がある場所のあたりは、かつてぶどう園でした。ぶどう園についてはうっすらとした記憶しかないのですが、キャンパスで採れたぶどうを戴いたことはよく覚えています。

 はっきり記憶に残っているのは、ぶどう園が閉ざされてしばらく経った頃、草むらをかき分けた先に名残を見つけた時のことです。映画『秘密の花園』のようだと思い、とても感激しました。

 

2022.09.01

新しい希望の扉

 夏休み前の全校集会で、本年度の学院目標「希望の扉をあけて」にちなみ、「皆さんが学院に戻ってくる時には、学院の扉が一か所、新しくなっているはずです。登校したら、探してください。」とお伝えしました。

 講堂後方の扉で、外側には、葡萄の木が刻まれたフレームが取り付けられています。創立者の祝日に朗読される聖書のヨハネ15章「ぶどうの木のたとえ」が意識されたもので、美術の渡辺憲二先生がデザインしてくださいました。