校長室から

2022年10月

2022.10.25

「卒業研究」提出日を迎えて

 最近、梶田隆章先生(東京大学宇宙線研究所教授)のご講演を伺う機会がありました。学生時代のこと、2015年に「ニュートリノ質量の存在を示すニュートリノ振動の発見」によりノーベル物理学賞を受賞されるまで、現在リーダーを務められている大型低温力波望遠鏡KAGRAについて、また現代の中高生に望むこと等もお話くださいました。
お話の中には、本学院がずっと大事にしている研究活動の意義について様々な方面からとらえ直すヒントがありました。たとえば、研究テーマについて。すぐに役に立つようなものでなくても、自分にとって「これは大切であると」と思うテーマを見出し、時間をかけてじっくりと取り組む経験を中高時代にすることの大切さです。今日、提出日を迎えた中学3年生の「卒業研究」には、そのような力を育む土壌があると考えています。 

2022.10.20

フェスタすその

 秋晴れのもと、五竜太鼓の勇壮な音色や「バイタルシテイSU!SO!NO!」が流れる中、裾野市民文化センターで、「フェスタすその」(裾野市商工会主催)3年ぶりに催されました。「裾野ブランド」に認定されている本学院の和紅茶「タダニシキ」・紅茶菓子「ソフィアージュ」も紹介していただきました。裾野市の市長様・副市長様、商工会の会長様、そして裾野警察署の署長様、トヨタWoven Planetの方々等にお目にかかり、日頃のお礼等もお伝えできまました。これからも、裾野市唯一の私学、女子校、そしてミッションスクールとして、地域と共に歩んでまいりたいと願っています。https://www.susonokanko.jp/%E8%A3%BE%E9%87%8E%E3%81%AE%E5%AF%8C%E5%A3%AB%E5%B1%B1/


2022.10.13

すそのんびり散歩

 裾野市の生涯学習センターが行っている「すそのんびり散歩」。不二聖心編は、修道院と連携して行われています。お陰様で、今年も募集人数を超える応募がありキャンセル待ちの状態とのこと、参加される皆様に学院の秋を味わっていただけたら幸いです。かくいう私も、早朝、静謐なキャンパスを歩き、土の感触、お茶畑の緑、紅葉、そして秋の佇まいの富士山を味わうのを楽しみにしています。オークヒルでは、電線も人口的な建物も一切ない中で、ただ森の向こうにそびえる富士山に出会うことができます。
https://www.susono-yuuaiplaza.jp/event/39020/ 

2022.10.07

修道院のバザー

 11月3日の秋のつどい(学院祭)に向けて、修道院でも準備が進められています。「枕流庵新築支援のためのバザー」を行う準備です。バザーに出されるのは、聖心会裾野修道院および教職員から提供される品々等で、宗教科の先生方が中心に集めてくださっています。現在、グランド横にありお茶室として使用されている枕流庵ですが、元々は丘の下の文字通り黄瀬川の水音を聴いて枕するような場所にあった別の建物の名称でした。司祭館として神父様方が滞在された建物だったそうです。

来年の秋のつどいには、グランド付近の体育倉庫や防災倉庫等も整備された中に、新しい枕流庵が立っていることでしょう。秋のつどいは限定公開となりますが、いらっしゃる方は、どうぞ、バザーにお立ちよりください。 

2022.10.01

ベス・ハンカチ

 秋のつどい(学院祭)を来月に控え、母の会グッズ、ドゥシェーン会(同窓会)グッズの新作のお披露目が続いています。母の会が創立70周年記念の一環として製作してくださった「ベス・ハンカチ」には、初代院長マザーエリザベス・ダフへの祈りと、学院や生徒たちへの愛が込められています。