学院ダイアリー

2019.07.29

フィリピン体験学習 4日目

 今日は聖マグダレナ・ソフィア基金(SMSF)に行きました。ここでは、経済的に学校に通うことのできない子どもたちのために、文字を教えたり、子どもらしく遊べる場所づくりをしたり、奨学金を援助したりしています。Sr.Bethから「フィリピンは多くの問題を抱えているので、その一つひとつを解決しようとは思っていない。私達は救い主になるのではなく、神様のなさることに協力する、という姿勢で働いている。神様が何を望んでおられるか、ということを常に考えている。フィリピンでは、大人が希望を失いそうになることがある。しかしSMSFの子どもたちは、祈るとき、最初に神様感謝しますと言う。そんな子どもたちから希望をもらっている」とお話がありました。Sr.Bethのお話は、SMSFは希望と楽しみと愛情のあるところ「A place of hope … joy … and love.」、と締めくくられました。SMSFの子どもたちと交流会では、素直で無邪気な子どもたちと、笑顔の絶えないひとときを過ごしました。最後に一緒にダンスを踊りました。午後はトライシクルに乗って、SMSFに通うユースの子どもたちの家に行きました。貧富の差を目の当たりにし、その差は改善することが大変困難であることを知りました。それでも、生徒たちは何かをしていかなくては、と使命を感じているようでした。夕方の分かち合いは、4日目になり意見交換も内容も深まってきました。Sr.有田からは、「フィリピンの方は問題があっても笑顔を忘れない。自分が毎日、続けて生かされているという幸せを持っている。人間ではない誰かに見守られているという感覚を持っている」というお話をうかがいました。