校長室から

2018.03.01

水仙

3月23日から、高校生(希望者)は、イギリスのケンブリッジ大学で研修を行います。今日、このプログラムの事前学習でお世話になった先生から、参加者一人ひとりに、英語で書かれたカードが届きました。思いがけないプレゼントに感激いたしました。すでにケンブリッジにいらしているそうで、私に届いたカードは日本語で「研修が始まる頃には、水仙が満開、ケンブリッジの春を楽しむことができると思います」と書かれていました。

思わず、校内スピーチコンテストで、中学3年生が全員で暗唱するウイリアム・ワーズワースの詩「水仙」(”The Daffodils”)を思い浮かべました。「谷間をただよう雲のように 一人さまよい歩いていると 思いもかけずひと群れの 黄金に輝く水仙に出会った 湖のかたわら 木々の根元に 風に揺られて踊る花々・・・」

卒業を控えた中学3年生一人ひとりと面接をした時の、彼女たちの表情と、輝く水仙とが一つに重なります。聖心坂でも、風にゆれる水仙が、私たちの心を和ませてくれています。

水仙