校長室から

2018.12.03

クリスマス・キャロル

 クリスマスおめでとうございます。
 聖ローズ・フィリピン・ドゥシェーンの渡米200年祭を祝う本年度、学院は“Listen to Your Inner Heart”という目標を掲げています。クリスマスを迎えるにあたり、生徒たちは、それを意識し Le Saint Esprit~聖霊 神の息吹~”をテーマに選びました。

 私たちをとりまく世界は、SDGs(「持続可能な開発目標」)の17の目標にみられるような様々な課題を抱えています。今夏、本学院が担当した聖心姉妹校生によるSOFISワークショップでも、これを取り上げました。生徒たちは諸課題を自らの生活や行動様式と結びつけて考え、個人として、学校として、また聖心ネットワークとしてできることは何かを祈り、分かち合い、そして行動に移そうとしています。課題は大きくとも、その姿には希望を感じます。

   彼らが王の言葉を聞いて出かけると、東方で見た星が先立って進み、ついに
   幼子のいる場所の上に止まった。学者たちはその星を見て喜びにあふれた。
   (マタイによる福音書2章9-10節)

 三人の博士たちは、暗闇の中に輝く星に導かれ、キリストのもとにたどりつきました。これはLe Saint Espritに従って歩む人々の姿を表しています。私たちも、心の深みで語りかける神様の声に耳を澄ませ、難しい現実の中にあっても、希望をもって平和な世界の構築に向けて共に歩んでまいりたいと思います。
 生徒たちは、クリスマス奉仕やプラクティス等に励みながらクリスマスの準備をしてまいりました。チャリティーセールの売り上げは、温情の会委員会を通して世界中で支援を必要とされている方々へと送らせていただきます。ご協力いただけたら幸いです。
皆様とご家族の方々の上に、クリスマスの平和と喜びが豊かにありますよう、心からお祈り申し上げます。