フィールド日記
2023.10.17
チヂミザサ
チヂミザサが咲いています。和名は葉がササの葉に似ていて、波打っていることに由来します。花はあまりめだちませんが、よく見ると羽毛状の毛の生えた雌しべと、ぶら下がった雄しべがあり、繊細な作りをしていて美しいです。
"Chijimi-Zasa (チヂミザサ)" plants are in bloom. The name comes from the fact that their leaves are wavy and look like the leaves of Sasa plants. The flowers are not so outstanding. However, looked at closely, they are delicately beautiful because they have pistils with feathery hair and hanging stamens.
2023.10.13
イヌトウバナ
イヌトウバナが咲いています。やや湿った樹林内や林縁によく見られる多年草です。似た仲間が多く、葉の裏の腺点やがくの毛などが見分けるポイントになります。
"Inu-Toubana (イヌトウバナ)" plants are in bloom. They are perennial plants growing in wet forests and the edges of forests. There are many similar plants, but you can identify "Inu-Toubana" by seeing the glands on the back of leaves and the hair of calyces.
2023.10.10
シソ
シソが咲いています。食用に古くから広く栽培されており、道端などに野生化したものが見られます。葉が紫色のものや、しわがあるものなど、さまざまな品種があります。
2023.10.06
ヤマホトトギス
ヤマホトトギスが咲いています。和名のホトトギスは、花弁の模様が、鳥のホトトギスの胸のもように似ていることに由来するようです。ホトトギスやヤマジノホトトギスなど、花が似ている近縁種がありますが、ヤマジノホトトギスの花は他の近縁種に比べて花弁が強く反り返るという特徴があります。
"Yama-Hototogisu (ヤマホトトギス)" plants are in bloom. A part of their name "Hototogisu (ホトトギス)" comes from the fact that their patterns on the petals are similar to those on the chest of a bird called "Hototogisu (ホトトギス)". "Yama-Hototogisu (ヤマホトトギス)" plants have a characteristic that their petals strongly bend backward more than other relative species like the "Hototogisu (ホトトギス)" plants and the "Yamajino-Hototogisu (ヤマジノホトトギス)" plants, which bloom similar flowers as those of "Yama-Hototogisu (ヤマホトトギス)".
2023.10.03
ツリガネニンジン
ツリガネニンジンが咲いています。和名のツリガネは花の形に由来し、ニンジンは高麗人参の意味で、根の形が似ていることに由来します。明るい草地や林縁に見られますが、生育地の減少などによって数を減らしている地域もあるようです。
2023.09.29
ツルマメ
ツルマメが咲いています。草原や土手などによく見られるつる性の一年草です。ダイズの原種と考えられており、本種が品種改良されて今日のダイズになったといわれています。
2023.09.26
キンエノコロ
キンエノコロが穂を出しています。和名は、エノコログサに似ていて、穂の毛が黄金色であることに由来します。特に逆光で見ると、黄金色に輝いて見えてきれいです。
2023.09.22
センニンソウ
センニンソウが咲いています。明るい草地などに生えるつる性植物です。学名はClematis ternifloraで、日本に自生するクレマチスの一種です。綺麗な白い花を多数咲かせますが、汁に触れるとかぶれることもある有毒植物なので注意が必要です。
2023.09.19
ヒガンバナ
ヒガンバナが咲いています。秋に一斉に花を咲かせるヒガンバナですが、葉がないことに気が付きます。葉は花の後に伸びてきて、春には枯れてしまいます。また、ヒガンバナは花の後、種ができないことから、地下の球根でなかまをふやしていると考えられます。
2023.09.15
サワヒヨドリ
サワヒヨドリが咲いています。和名は、湿った場所に生えるヒヨドリバナのなかまという意味です。不二聖心ではススキ野原でよく見られ、実際には比較的乾燥した場所にも生えるようです。
"Sawa-Hiyodori (サワヒヨドリ)" plants are in bloom. The name means that they are in the "Hiyodori-Bana" group growing in wet places and are usually seen in the Japanese pampas grass field on campus. Actually, it seems that "Sawa-Hiyodori" plants grow in relatively dry places too.