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フィールド日記

2018.07.06

ハナイカダ

 校舎の裏の斜面にあるハナイカダの果実が紫黒色に熟していました。葉の中央に花をつけるというユニークな特徴をもっています。ハナイカダという和名は、この特徴を筏(いかだ)に乗る人の姿に見立てたことが由来になっています。

 ふつう、植物の芽は茎の先端か、「葉腋(ようえき)」と呼ばれる葉の付け根にできます。花芽も茎の先端か葉腋にできるのがふつうなので、葉の中央に花が咲いていると違和感を覚えます。しかし、上の写真をよく見ると、葉の付け根から果実までの葉脈が太くなっていることに気が付きます。ハナイカダは、葉腋から伸びた花の軸と葉脈が癒合した結果、葉の中央から花が咲いていると理解されています。