校長室から

2022年02月

2022.02.22

キャンパスの四季の恵み ~ 春編~

 修道院の食卓には、様々な大地の実りがのぼります。今は「ふきのとう」の季節、花言葉のひとつは「待望」。コロナ前には、高校生の校内オリエンテーリング大会に参加された保護者の方々(希望者)が、わらびやぜんまいを摘んでいらっしゃる光景がありました。保護者の皆様をこころおきなくお迎えできる日を心待ちにしています。

明日葉(あしたば)  虎杖/疼取(いたどり) 独活(うど) 験の証拠(げんのしょうこ)
椎茸(しいたけ)    筍(たけのこ) お茶の新芽(おちゃのしんめ)  楤の芽(たらのめ)
薇(ぜんまい) 石蕗(つわぶき)   菜の花(なのはな) 蒜(のびる)
蕗(ふき) 蕗の薹(ふきのとう)  八重桜(やえざくら) 蓬(よもぎ) 蕨(わらび) 

 他にもありましたら、教えてください。

 

2022.02.15

新しい春

 美しく晴れにけり春たちにけり  星野立子


 ふと足をとめ、キャンパス樹木が芽吹いている様に目をとめる今日この頃、学院では、来週の新入生ガイダンスの準備が進められています。卒業した高校3年生の思いを引き継ぐ高校2年生は、新入生のエンジェルとなる自覚も高まってきていることでしょう。伝統はアーカイブスの中にあるのではなく、新しい時代状況の中で、志を新しくする生徒たち、教職員の中で育まれ、成長していくことを改めて感じるこの頃です。

2022.02.08

高校卒業式を前に

 卒業を控えた高校3年生が学院で過ごす最後の週は、元チャプレンである宮内神父様をお迎えしての祈りの会から始まりました。伝統の灯を受け継ぐ高校2年生を中心に、学校でも寄宿舎でも、送別会の準備が進められています。

 高校3年生の希望で、オリーブの苗木の植樹も行われる予定です。オリーブというと、「ノアの箱舟」(創世記8章11節)を思い出す方もあるのではないでしょうか。オリーブの花言葉「平和」は、この箇所に由来するともいわれます。愛と生命力にあふれた彼女たちにふさわしいと感じました。もう一つの花言葉「知恵」はギリシャ神話に由来があるといわれますが、私は創立者のお名前(ソフィア)を思いつつ、彼女たちの姿と重ね、祈っています。新卒業生に、幸あれ!

2022.02.01

緒方貞子さんの生き方から学ぶ

 3月5日(土)14:00~15:30、聖心会みこころセンター主催で、シスター鈴木秀子(聖心会)による講演会「希望を育てる ー緒方貞子さんの生き方から学ぶー」が開催されます。シスターは、聖心女子大学在学中から緒方さんをご存知の方です。オンラインでの参加も可能です。
 お申込み ⇒ https://m-sacred-heart.com/registration.html



 文化、宗教、信念が異なろうと、大切なのは苦しむ人々の命を救うこと。自分の国だけの平和はありえない。世界はつながっているのだから。  緒方貞子
 


 現在、中学3年生一人ひとりと面接をしています。一人ひとりの言葉に耳を傾けながら、他者のために、社会のために、地球の未来のために・・・という尊い志が、彼女たちの中にも育っているのを感じます。