校長室から

2023.07.01

世界との出会い

 「不二聖心への入学は、世界との出会いでした」――、これは、5月にキャンパス内のマリア修道院(山の家)で開かれた卒業生(21回生)の茶話会で伺ったお言葉です。象徴的な光景として、寄宿舎の朝食を説明してくださいました。日本では見たこともないような卵料理が出され、「ナイフとフォークでどのようにいただくの?」と話したそうです。海外からのミッショナリーのシスター達がかかわっていてくださっていた時代のことで、当時のレシピやカトラリーが学院アーカイブに保管されています。

 卒業前には、コックさんが料理を担当する時代に移ったそうですが、いつも時代も変わらないのは、同じ食卓を囲む生徒同士の家族的なつながりだったと仰っていました。そんな寄宿舎の小さな食卓もまた世界の一部であり、そこで育まれた力が彼女たちをより広い世界へと踏み出す助けとなったのでしょう。

 参加者の中には、現在ニューヨークで弁護士をされている方もいらっしゃり、同じような志をもつ生徒がいたら、とお声がけくださいました。最近、法学部を志す生徒も多いので、心強く思いました。姉妹校や卒業生を含めた大きな家族としてのつながりに支えられながら生徒たちが育っていくことを感謝のうちに思います。