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フィールド日記

2012.08.01

ナンバンギセルの開花  トノサマバッタの脱皮

  2012.08.01 Tuesday

  ナンバンギセルの開花を今年はじめて確認しました。「夏休み子供自然体験教室」で小学
生にぜひ見てほしいと思い続けてきた植物ですが、体験教室が行われる8月7日までには咲
かないのではないかと危惧していました。これで7日にも観察できる可能性は極めて高くな
りました。
ナンバンギセルは、ハマウツボ科ナンバンギセル属の寄生植物で、日本の各地で絶滅危惧
種に指定され長野県では既に絶滅したとも言われています。ススキの根から養分を吸収して
育ち、光合成はしません。万葉の昔から日本人に親しまれてきた植物で、万葉人はこの花か
ら物思いにふける人間の姿を連想しました。

 牧草地で脱皮するトノサマバッタの写真を撮りました。

 

                今日のことば

貧しさは勤勉な豊かさを産み出す。
豊かさは怠惰な貧しさを産み出す。

                          矢口高雄