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フィールド日記

2019.02.01

マツバラン

 校内のケヤキの幹の腐植(ふしょく、植物が微生物により分解されてできたもの)がたまった部分にマツバランが着生しています。シダ植物の仲間ですが、その形態はとても変わっています。葉はなく、緑色の茎が二又に枝分かれをくり返し、ほうき状になっています。また、根もなく地下茎(ちかけい、地中にある茎)によって着生しています。

 マツバランは江戸時代から園芸植物として親しまれてきましたが、一方で、全国で絶滅が心配されている植物でもあります。静岡県では絶滅危惧Ⅱ類に指定されており、環境省でも準絶滅危惧種に指定されています。