校長室から

2017年06月

2017.06.20

母の会新作「マグカップ」(2017年6月20日)

「校章」と、「本年度の学院目標」 "Bring Joy to Others" の入ったマグカップを母の会の方々が作ってくださいました。

折しも、ケニアの聖心会から、新たに聖心の小学校をケニアに建設するためにお送りした寄付のお礼状が届きました。ケニアは、昨年、学院にいらしてくださったシスターコンソラータの母国であり、今、小習いしているシスター寺田やシスター石崎と深いつながりがあります。日本の小学校にあたる年代の子供たちが学校に行く割合は約80%、中高生にあたる年代は約50%、大学生になると4%ともいわれるケニアの現状をふまえ、聖心の小学校建設のもつ意味を、生徒たちと共に考えました。

「山と山とは出会うことができないが、人と人とは出会うことができる」というスワヒリ語の諺にあるように、いつかケニアの聖心の生徒たちと出会う日もくることでしょう。

2017.06.12

Little Sophieのように(2017年6月12日)

6月は、カトリック教会では「聖心の月」。イエス・キリストの「聖心」を校名にいただく学院にとりましては、アイデンティテイを意識し直す月でもあります。この6月を目指して準備してまいりました「聖心会ソフィー・バラ センター」が本館にオープンいたしました。

この中に、"Little Sophie"と名付けられた小さなコーナーを作り、少女時代の創立者の小さな御絵を飾りました。学院で学ぶすべての子どもたちが、少女時代の創立者のように、知恵(ソフィア)に満ちて成長していくよう願いつつ。

2017.06.01

Peace is deeply rooted here. (2017年6月1日)

“The stories of the prescient people who built this school flow from its hills out into the world and the surrounding fields. Peace is deeply rooted here.”
――、創立者の祝日にご講演いただいたアーサー・ビナード氏が残してくださったメッセージです。

カトリック教会で「聖心(みこころ)に捧げられた月」である6月は、学院にとって自らのアイデンティティを強く意識する月です。美しい自然の中に創立され今日まで歩んでこられたことに感謝しつつ、先人たちの思いをつなぎ、不二聖心女子学院に与えらえた使命を深めていきたいと思います。