校長室から

2022.08.24

大浦天主堂

 日本へ聖心会創立のため、1907(明治40)年12月3日(聖フランシスコ・ザビエルの祝日)にオーストラリアを出航したマザーアメリー・サルモン一行は、同年12月27日に長崎へ立ち寄り、長崎の司教様を補佐する役目をされていた弟のマリー・アメデー・サルモン神父様(マザーサルモン令弟:長崎で帰天)と会い、大浦天主堂でミサに与りました。その後、1908年元旦に横浜港へ上陸し、日本の聖心創立へとつながっていきます。
 学院のタワーベルの名前「マリア・アメリア」は、マザーサルモンにあやかって命名されました。現在、長崎の研修旅行に向けての準備が進められています。大浦天主堂を訪れる際には、日本のキリスト教の歴史等とともに、学院の歴史とのつながりにも思いを馳せて祈りたいと思います。

 

写真『パリ外国宣教会 宣教師たちの軌跡』脇田安大(著)カトリック長崎大司教区(監修)より