〇お知らせ〇
同じ内容をインスタグラム「不二聖心女子学院フィールド日記」(クリックするとインスタグラムのページが開きます)にも投稿しています。より高画質な写真を載せていますのでぜひフォローしてください。

フィールド日記

2012.01.08

ナンテン

  2012.01.08 Sunday

 1月6日の「不二聖心のフィールド日記」で紹介したフユシャクについて専門家の方に種の同定の依頼をしていたのですが、その同定結果が今日届きま した。「ナミスジフユナミシャクOperophtera brunnea」でした。これは冊子『不二の自然2』で紹介した「コナミフユナミシャク」と同じ種です。名前が違う理由は和名・学名が変更されたことによ ります。以前は、「ナミスジフユナミシャクOperophtera brunnea」は、コナミフユナミシャク(Operophtera brunnea)とオオナミフユナミシャク(Operophtera variabilis)の2種に分けられていましたが、同一種の個体変異であることが分かり、再び元の学名・和名に戻されたそうです。一つの種を確定する ことの難しさを感じます。
さて、今日は2枚の写真を掲載しました。
1枚目の写真は本館前で撮影したナンテンの写真です。「ナンテン」は「難を転ず」に通じるところから縁起のよい植物としてよく玄関先などに植えられます。今の時期は、葉が美しく紅葉し赤い実をつけています。
2枚目は何かわかるでしょうか。実はこれもナンテンなのです。こちらはポンプ小屋の道で撮りました。樹林下のため陽が当たらず紅葉することができなかったのです。日光を浴びるか浴びないかで植物の姿には大きな違いが生じます。
同じものを同じと判断すること、違うものを違うと判断すること、いずれもなかなか困難な作業です。

 

 今日のことば

 自分の中を見つめているような遠い目をしている人がときどきいる。
   もっとも遠いものとは自分なのかもしれない。
                                 舟越桂