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フィールド日記

2012.01.20

カンアオイ

  2012.01.20 Friday

 カンアオイの写真を撮りました。
ギフチョウの食草としても知られるカンアオイは、花が半ば地中に埋もれるようして咲いているため、種子の散布範囲が狭く分布移動速度が極端に遅いことで知られています。前川文夫博士は、1キロ移動するのに1万年かかるという説を唱えています。不二聖心の中でたくさんのカンアオイが見られるのは、裏道と林道で、その間は1キロ以上離れていますので、2カ所でカンアオイを観察すれば、1万年の時間を感じることができます。
カンアオイは地域によっては絶滅危惧種にも指定されている植物ですが、不二聖心にはあまりにもたくさんのカンアオイが生えていて、希少種であることを忘れてしまいそうです。


今日のことば

 わたしの言葉に留まるなら、あなた方はまことにわたしの弟子である。あなた方は真理を知り、真理はあなた方を自由にする。

ヨハネによる福音書