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フィールド日記

2012.07.03

白髪太郎の繭 スカシダワラ

  2012.07.3 Tuesday

  
NPO法人「土に還る木・森づくりの会」副代表の小松豊さんから、6月29日の「不二聖心のフィールド日記」について、質問をいただきました。それは次のような内容でした。

先日「不二聖心フィールド日記」に白髭太郎が紹介されていましたが、小生が幼児期にシナンタロウという毛虫が栗の木やサルスベリの木に大量発生し、腸を取り出し、釣り糸に使った経験があります。白髭太郎とシナンタロウは同一の毛虫でしょうか。ご教示下さい。

シナンタロウが白髪太郎を指すことは間違いなく、これは貴重な情報をいただいたと感動しました。さらに詳しくうかがったところ、小松さんは白髪太郎から採り出した糸で実際にハヤやウグイを釣った経験がおありになるというのです。何という豊かな生活体験かと思います。
できれば小松さんに糸の採り方を習いたいと思って、白髪太郎を採りにいったところ、すべて繭を作り終えていました。この繭は中が透けて見えるところから「スカシダワラ」と呼ばれます。
たった1週間で自然界は全く姿を変えてしまっていました。


 

 

               今日のことば

         自然との共感は、完全な健康の証拠である。
                                                     ヘンリー・ソロー