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フィールド日記

2012.09.21

クサヒバリ(草雲雀)

 

 2012.09.21 Friday
  立原道造の詩で出会って以来、一度実物を見てみたいと思っていたクサヒバリ(草雲雀)
をついに不二聖心で目にすることができました。なんと見つけたのは理科室前の廊下です。
美しい鳴き声の聞こえてくる場所を探っていったら廊下の壁の上方のわずかな隙間にたどりつきました。
ラフカディオ・ハーンは、クサヒバリが十二銭で売られていた事実を随筆に書き残しています。
日本に長く伝わる鳴く虫の文化を大切にしたいと切に思います。

 

今日のことば

日暮れ時になると、きまって草雲雀のきわめて小さな魂が目を覚ます。すると、部屋中が何とも
言えぬ甘く繊細な音楽で満たされる。銀の鈴を鳴らしたように、それはチリチリとさざめくのだ。
宵闇が濃くなっていくにつれ、鳴き声はいよいよ甘くなってゆく。あるときは大きく高まって、
家全体を妖精の奏でるような響きで震わせ、あるときは糸のようにか細い声で微かに囁く。
しかし、高くとも低くとも、この世のものとも思われない音色を帯びている。

                  「草雲雀」(ラフカディオ・ハーン)より