フィールド日記

2019年11月

2019.11.29

ベニバナボロギク

裏道にベニバナボロギクが咲いていました。アフリカ原産の帰化植物で、伐採跡地などにいち早く侵入するパイオニア植物として知られています。花は筒状花のみで目立ちませんが、よく見ると雌しべの先端が2つに分かれて、くるりと巻いているのがわかります。全体的に水分が多く柔らかい印象で、若芽は食用になるそうです。

2019.11.26

イヌホオズキ

裏道にイヌホオズキが咲いていました。道端や畑などでよく見られます。花は8月頃から見られますが、寒さに強いらしく11月になっても開花している個体もあります。オオイヌホオズキやアメリカイヌホオズキなどの近縁種との見分けが難しいですが、果実の中に種子のほかに球状顆粒を含むかどうかで見分けることができます。この個体は球状顆粒を含んでいなかったためイヌホオズキとわかります。

2019.11.22

ヤブムラサキ

共生の森の近くでヤブムラサキの果実を見つけました。同じ仲間のムラサキシキブと同様に果実は美しい紫色ですが、全体に星状毛が多いのが特徴です。ムラサキシキブはしばしば植栽されるため街中でもよく見られますが、ヤブムラサキはあまり植栽されず、山野で見ることが多いように感じます。

2019.11.19

ヒイラギ

キャンプ場の近くでヒイラギが咲いています。若木の葉には触れると痛いトゲがあり、古語でひりひり痛むことを表す「ひひらく」がヒイラギに変化したと言われています。しかし成木になるとトゲはなくなります。この個体も一部の枝を除きトゲはありません。

2019.11.15

アカホシテントウ

キャンプ場の近くでアカホシテントウを見つけました。透明感のある赤い模様が美しいテントウムシです。テントウムシはアブラムシを食べることがよく知られていますが、アカホシテントウはカイガラムシを食べています。カイガラムシも果樹につく害虫ですので、カイガラムシを食べるアカホシテントウは益虫と言えます。

2019.11.12

ノコンギク

ススキ野原でノコンギクが咲いています。林道や河原など身近な場所で普通に見られる野菊の代表です。名前の通り淡い紺色をしていますが、花の色には変異があり、不二聖心で見られるものは白に近いものも多いように感じます。

2019.11.08

クモヘリカメムシ

裏道で細長い緑色のカメムシを見つけました。クモヘリカメムシというようです。アマチャヅルの葉の上で見つけましたが、本来はイネ科の植物の汁を吸って生きているようです。稲の穂を加害することから重要な害虫とされています。

2019.11.05

チャノキ

校内でお茶の花が咲いています。茶畑で栽培されるほか、逸出したものが各地の樹林内で見られます。茶畑では通常1mほどに刈り込まれていますが、樹林内で自然に育ったものは2mを超えるほどに大きく成長し、茶畑のものとは印象が異なります。不二聖心では第一オークヒルから第二オークヒルの間の道に大きな株があり、たくさんの花をつけています。

2019.11.03

10月の野鳥の調査

日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄先生が10月の不二聖心の野鳥について調査をしてくださいました。調査の報告書が届きましたので、掲載いたします。
10月度の調査で確認された野鳥は下記の通りです。

1.ヒヨドリ     23羽
2.メジロ      36羽
3.キジバト      3羽
4.モズ       2羽
5.ホオジロ      3羽
6.ヤマガラ      2羽
7.ハシブトガラス  17羽
8.カケス      4羽
9.シジュウカラ     7羽
10.アオゲラ     2羽
11.キセキレイ    2羽
12.トビ      4羽
13.ウグイス     2羽
14.エナガ    40羽
15.コゲラ     2羽
16.ジョウビタキ   3羽
17.ノスリ      1羽
18.エゾビタキ    1羽
19.コジュケイ    3羽
20.ガビチョウ     2羽
21.ソウシチョウ   1羽

【特記事項】
1.第二オークヒルのヒノキ林で旅鳥のエゾビタキを確認しました。聖心女子学院で確認された野鳥は63種類になりました。
2.モズが来春までの縄張りを確保するために梢で「モズの高鳴き」をしていました。
3.冬鳥のジョウビタキが3カ所で観察されました。来春までの縄張りを確保するため「ヒッ ヒィ」「カッカッ」という声を出していました。
4.エナガ、シジュウカラ、メジロの混群が見られました。混群は来春の繁殖期になるまで見られます。

2019.11.01

エビヅル

 ヒノキ林の林縁でエビヅルの果実を見つけました。ブドウ科ブドウ属の野生のブドウです。近縁のヤマブドウの方が名前が知られているかもしれませんが、ヤマブドウは標高の高いところに見られ、不二聖心で見られる野生のブドウはエビヅルです。ヤマブドウと同様に果実は食用になります。