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フィールド日記

2013.04.23

史前帰化植物キツネアザミと人をだまさなくなったキツネ

  2013.04.23 Tuesday

  キツネアザミが「共生の森」に咲いています。キツネにだまされるほどアザミによく似ているから「キツネアザミ」と名付けられたと言われていますが、見れば見るほどアザミにそっくりだと感じます。キツネアザミは史前帰化植物です。農耕の伝播とともに東南アジアからやってきたと言われています。最近大きく取り上げられている外来種の大先輩と言えるでしょう。「共生の森」が2年目に入り、さっそく姿を現しました。その移動能力は相変わらず健在のようです。
哲学者の内山節は1965年頃を境にキツネが人をだますという話が急速に消えていったと分析しています。だますキツネの名残りの植物名を大切にしたいものです。

 
今日のことば

If the bee disappears from the surface of the earth, man would have no more than four years to live. No more bees, no more pollination, no more plants, no more man.

もしハチが地球上からいなくなると、人間は4年以上生きられない。ハチがいなくなれば受粉ができなくなり、植物は育たず、人間は滅びる。

アインシュタイン