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フィールド日記

2013.04.20

ブルーベリーの花が咲きました

 

2013.04.20 Saturday
「共生の森」のブルーベリーの花が咲きました。このブルーベリーはチャンドラーと呼ばれる品種で、世界的に人気のある種類です。英国のあるサイトには次のように書かれていました。
Chandler blueberries have almost everything. The taste is outstanding, the berries are large - they can be over 2 grams in weight and the fruiting period is enormous; from the beginning of August through to the end of September.

今日のことば

キャサリンの父親はこの土地最後のシャーマンだった。そのことは彼女の考え方、行動に大きな影響を与えている。何気ない会話やしぐさのなかに、そのことを垣間見ることができた。キャサリンはよく運の話をした。
「子どもの頃、おばあさんとブルーベリーの実を摘みに行った時のこと。私はひとつひとつの実を摘むのに飽きてしまい、たくさんの実がついた枝を折っておばあさんに持っていったの。その時こんなことを言われたのを覚えている。
『ブルーベリーの枝を折ってはいけないよ。おまえの運が悪くなるから……』」
やってはならないタブーがあり、その約束を守ることは自分の運を持ち続けることなのだ。そして人のもつ運は日々の暮らしの中で変わってゆくものだという。それを左右するものは、その人間の、自分を取りかこむものに対する関わり方らしい。彼らにとってそれは「自然」である。それは生きものだけでなく、無機物のなかにさえ魂を見出そうとするアニミズムの世界である。

星野道夫