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フィールド日記

2012.10.25

ササキリのメス  ツマグロヒョウモンの幼虫  ヒノキ林のお茶の花

  2012.10.25 Thursday

 第2牧草地の鳴く虫の声はすっかり小さくなりました。しかし虫たちが姿を消したわけではありません。
今朝もエンマコオロギやササキリを目にしました。エンマコオロギは脚を2本失ってしまっています。
夏を生き抜いてきた証と言えるでしょう。
写真に写っているエンマコオロギとササキリは産卵管がはっきりと確認できます。
メスは鳴くことはありません。

 

 蕎麦畑の脇をツマグロヒョウモンの幼虫が移動していました。もともと南の地方に生息する
ツマグロヒョウモンにとって、ここ数日の朝の寒さはさぞ身にしみることと思います。

 
第2牧草地の近くのヒノキ林の中でお茶の花が咲いていました。不二聖心の20万坪の土地は
さまざまな土地利用の変遷を経て今日を迎えています。ヒノキ林の一角もかつては茶畑だった
のかもしれません。


 

 

                今日のことば


建築成った伽藍内の堂守や貸椅子係の職に就こうと考えるような人間は、すでにその瞬間から
敗北者である。それに反して、何人であれ、その胸中に建造すべき伽藍を抱いている者は、
すでに勝利者なのである。
                                サン・テグジュペリ