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フィールド日記

2013.06.08

サワガニは右利きか左利きか



2013.06.08 Saturday

不二聖心の校舎の裏の道を歩いているとたくさんのサワガニに出会います。サワガニを見たら確認するように心がけているのが、左右のハサミの大きさです。左右の大きさが違ったら、その個体はオスということになります。次に確認するのは、左右のどちらが大きいかということです。ほとんどの場合、右が大きいと言われています。サワガニも右利きが多いようです。江戸時代にシーボルトに頼まれて甲殻類の絵を多く残した川原慶賀のサワガニの絵(参考1)も右のハサミが大きく描かれています。しかし左が大きい個体もいないわけではありません。(2枚目の写真は右のハサミが落ちていますが、左のハサミの形状と大きさから左が大きいことがわかります。)第48回自然科学観察コンクールで2等賞を受賞した「三沢川流域のサワガニたちの生活」という研究(参考2)の中には、「はさみ:オスは片方のはさみが大きくてかっこいい。メスのはさみは、左右が同じ大きさで小さめ。オスでは左右どちらが大きいのか。三沢川流域の76匹のうち右が大きいのが55匹、左が21匹で8:3の比率。右のはさみが大きいカニが多かった。」という興味深い調査結果が記録されています。

参考1
http://edb.kulib.kyoto-u.ac.jp/exhibit/b04/image/01/b04s0330.html

参考2
http://www.shizecon.net/sakuhin/48jhs_2.html

今日のことば

どんなに自分は孤独だと叫んでも、人間は本当に孤独にはなりきれません。競馬場にいる一頭の馬と心のどこかでつながっていたりする。言葉では成立しない何かによって、世の中のいろいろなものと実はつながっていると、ふときづく瞬間があって、そこに含まれているのは喜びなんですね。

小川洋子