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フィールド日記

2013.06.06

「共生の森」で八重のドクダミを発見

 

 2013.06.06 Thursday
「共生の森」で八重のドクダミを見つけました。
江戸時代の方言を集めた『物類称呼』には、駿河沼津の方言として「しびとばな(死人花)」というドクダミの異名が紹介されています。おもしろいことに、一方では、この花の美しさを愛でて園芸品種を作り出し、八重のドクダミを楽しんだという記録があります。「共生の森」に一輪だけ咲く八重のドクダミの花は昔の人の心を優しく語りかけるかのようです。
 

今日のことば

おまえを大切に
摘んでゆく人がいた
臭いといわれ
きらわれ者のおまえだったけれど
道の隅で
歩く人の足許を見上げひっそりと生きていた
いつかおまえを必要とする人が
現れるのを待っていたかのように
おまえの花
白い十字架に似ていた
星野富弘(ドクダミの花の絵に添えられた詩)